「反戦な家づくり」ブログに、わたしが感じている大いなる不安が何であるかが詳しく次のように書かれています。
「私が『(細川さんが)勝たないとヤバい』と感じているのは、はっきり言って原発ではない。
原発ももちろんあるけど、それ以上に心配なのは、ファシズムに火がついてしまうことだ。
ファシズムというのは安倍晋三のことではない。まして田母神のことでもない。
彼らは火付け役をするだけであり、ファシズムの本体は、不満を鬱屈させた一般の民衆の中にある。
草むらにまかれた灯油のように、一気に火がつき、日本中を覆い尽くす。
そうなったら、火と点けた安倍晋三にももうコントロールはできない。
一見普通の草むらに見える光景の中に、不気味な灯油が揮発する匂いがプンプンするのである。
この都議選で反安倍を掲げる勢力が惨敗すると、爆発的に引火する。そう思えてならないのだ。
安倍晋三を支持している者たちは、安倍政権の政策などまったく支持していない。
政策は反対だけど、政権は支持する これがあらゆる世論調査の結果だ。
ただひたすら、火をつけてくれるのを待ち望んでいるのだ。」
「自分と違う意見を、「俺とは違うけどお前はそう考えるんだな」と受け止めることが全くできない。
こういう状態が、例外ではなく一般的にひろく起きるようになっている。
この心性は、当面の内容は正反対ではあるが、ファシズムの下地とまったく同根であり、おそらくは容易に転換する可能性が高い。」
わたしは先日来、ここにも書かれていることですが、ナショナリズムに火をつけた安倍総理がその内コントロールができず立ち往生するような事態になるのではないかと不安になっていました。
しかし、反面、秘密保護法はじめ、国民を縛り統率する法律がいずれ総理の行動を縛り、首を絞めることになるのではないかと期待する気持ちもありました。
法とはそういうもので、歴史上にもそういう例はあったのではないでしょうか。
自分とは違う意見を受け止めることがまったくできない、そこからファシズムが始まります。
だから、わたしは細川さんが勝ってもこのファシズムの流れは変わらないのではないかと思うのです。
変わらないどころか逆に鬱屈した不満が倍加するのではないかと。
いったん、鬱憤のハケ口を見つけたかれらが、そのハケ口をあっさり手放すとは思えないからです。
わたしはもう火はつけられたと思っています。
鬱屈した不満は天皇陛下にも向けられ、かれらは陛下のお言葉から憲法の部分を削除したNHKを擁護しました。
NHK独自の意思とは思えず、あらたに加わった委員の顔ぶれを見ればどこからの指示かは明瞭ではありませんか。
畏れ多いことですが、これが保守の正体なのです。
これが天皇制護持を掲げる保守の正体なのです。
そして、戦争になれば、天皇を錦の御旗に担ぐのです。
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