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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

「逝ってしまった人」ということ。

人のことを簡単に「逝ってしまった人」と広言するのはとても危険なことだと思います。
先の精神病院に強制入院させられた女性も自分で興奮状態だっと言っておられたようですが、感情的になったり興奮したりしただけで「逝ってしまっている」と判断されることはとても恐ろしいことだと思います。
「逝ってしまった人」などと軽々しく言うことは、権力側にとって都合の悪い人間を簡単に精神病院に隔離するような環境をつくることを助長するものです。
それは、血も涙もないような人間だけが安全圏で生きられるような社会になるということでもあります。

歴史をみれば、さまざまな分野の先駆者は、みんな当時は「逝ってしまった人」として白眼視され迫害されてきたのです。


「逝ってしまった人」ということ。_c0243877_11185159.jpg


「逝ってしまった人」という視点は危険思想ではないでしょうか。
わたしにはとても恐ろしいことに思えます。
まして、人のことを「逝ってしまった人」と言っている当人が「逝っていない」保証はどこにもないのです。
自分に理解できないと簡単に人を「逝かせて」しまう、、、
まず、理解できないことにぶつかったら、自分の視野狭窄や頑迷固陋な頭を疑い未熟さを恥じるべきではありませんか。

いつの時代も、人のことを「逝ってしまった人」という目で見る人は体制側の人間なのだと思います。
たとえ口で反権力を標榜しようとも。


「逝ってしまった人」ということ。_c0243877_11193335.jpg










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by michi-no-yuri | 2014-01-05 11:21 | Comments(2)
Commented by 土井としき at 2014-01-05 20:19 x
統合失調症は、「薬漬け」で殺すのみで、経営大繁盛だから、「逝ってしまった人」などという神経で当たり前なのでしょう。
内海聡『医学不要論』(三五書店)に明確に書かれていますので、蛇足の報告です。mail;ad:satoyama.doi@gmail.com
Commented by michi-no-yuri at 2014-01-07 11:31
土井としきさま

コメントありがとうございました。
刑務所なら一応法律で裁かれ
収容期間にも期限がありますが、
精神病院は医師の裁量に任されて
どうにでもなるようで、
ほんとうに怖いところだと思います。
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