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谷間の百合

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生まれてこなかったかのように。

竹原信一さんのツイッターに、きのうのクリシュナムルティの言葉と共通するもの、補完するものがありましたので転載します。

『「草木に命を習う」草木の成長のように、いささかの努力も迷いもなく、舞い落ちる木の葉のようにすべての影響を完全に引き受けて、まるで、生まれてこなかったかのように未練も痕跡も残さずに消える。
これが完全な命のあり方。』

『人工的、作為的な理想や向上心は人間の精神にタガをはめる。精神の広がりを劣化させる。
そのことが競争をより激しいものにする。
作為の理想に捕えられず、精神の広がりを破壊せずに宇宙的存在へと進化することが人類のテーマなのだと感じます。』

『向上心や理想は人を心理的に追い立てる。
ありふれた幸福感を許さず記憶と空想へ眠らせる。
人は空想の中で快感と恐怖を体験し、人生をはかない夢にしてしまう。
この妄想過程が社会を破壊的なものにしている。
人が国家に苦しむ原因である。
理想とは苦だ。』

『人間は成長していません。
成長とされてきたものの先にあるのは破壊と分裂、そして、破滅です。』

『普通の向上心が問題を引き起こしているということです。
向上心が危険だということです。』

『向上心からの自由を獲得できるか否かが地球の未来を決めるだろう。』


竹原さんの言っておられることを、どれだけの人が理解できるでしょうか。

草木に命を習うというところで言っておられる
「生まれてこなかったかのように」というフレーズは魅惑的です。

最近、よく思うのです。
いままで、人間はそうして生まれてこなかったかのように死んでいったのだと。
そして、わたしもそうして死んでいくのだと。


近くの風景
生まれてこなかったかのように。_c0243877_1033541.jpg

















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by michi-no-yuri | 2013-07-18 10:37 | Comments(0)
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