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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

「おりこうさん」と「おばかさん」

岩上安身さんが、とくダネ降板の件で、テレビ局のプロデューサーやその上の人間とのやりとりを語っておられます。

TPPで、メディアは最終的に外資に買われる。
特権的に割り与えられている電波もオークション性になるがそれでいいのか、と迫ると
みなさん目が泳いだ挙句、「う~ん、僕はその話は難しくて分からない。」と言ったということです。

安上さんは、みんな「おばかさん」になると書いておられますが、
つまり、「おりこうさん」になるということです。

かれらは、TPPについてはわたしなんかより知っているでしょうが、それ以上知る必要はないと思っているのでしょう。正しい知識を持ったところでどうなるものでもない、それよりも今の身の安泰がイチバンだということです。

NHKの堀アナのような人は、かれらから見ると、トンデモナイ「おばかさん」なのです。

しかし、そういうことはまだいいのです。
わたしが怒り心頭なのは、自分たちが分からない、分かりたくないTPPを世論調査と称して国民に賛成か反対かを問うことです。TPPについての説明もないままに。
どういう設問を設定しているのか知りませんが、結果、6・7割の賛成があったと大きく報道する、その汚いやり方が許せないのです。

TPPに限らず、もう世論調査は廃止してほしい。
どんなに捏造された数字でも、それが根拠に使われます。
現に、安倍総理は、70%を超える支持率に気をよくしています。
数字が嘘でもどうってことないのです。
かれらにしたら、マスコミが発表するということに利と正義があるからです。

TPPには大反対でも安倍総理を支持する人は、交渉参加に踏み切ったのは、財界や賛成派を宥めるための急場シノギの策であって、実際に交渉に入ったら、反対するのだとの希望的観測に縋る人もいます。

そういうことは金輪際ありません。

TPP交渉では、交渉内容を公表しないという合意があって、交渉文書は協定発効後4年間秘匿されることが決まっています。
安倍総理がそこでどんな売国的な発言をしても、どんな決着をみてもだれも知ることができないのです。暗黙裡にことは進み、気がつくころに日本はどうなっているか、ということです。

また、「国際法」上のルール内?であれば、TPPを発効の前に離脱することも可能だと言う人もいます。
国際法を守らないような国は条約を結ぶ資格がないと。

わたしは「国際法」などまったく知りませんが、アメリカがそんなものを守る国に見えますか。そんな甘い国に見えますか。
きっと、TPP規約が,ISD条項が国際法だ、文句あるか!と言うのではないでしょうか。

それ以前に問題なのが、安倍総理に異議を唱える気持ちも度胸もないということです。

同じ記事に、アメリカの交渉担当官が非公開の席で
「日本政府はすでに、TPP参加に際して、無礼で不公正な条件に同意している。」と言ったことが紹介されています。
言うべき言葉がありません、、、









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by michi-no-yuri | 2013-03-21 16:03 | Comments(0)
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