人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

二十三日 その二 観光立国なんて誇りある国が考えることではありません。

NHKの朝の番組で「観光立国で景気回復」ということを前提に出席者が喋っていたのですが、わたしはすぐ不愉快になってチャンネルを換えました。

観光立国なんて、誇りある国の考えることではありません。

以前、小泉元総理が、自らポスターのモデルになって、観光立国日本のキャンペーンを行っていましたが、一国の総理が風俗の呼び込みをしているようで、なんと浅ましい姿を見ることかと嘆いたものでした。
そもそも、かれの言ったりしたりしたことで良かったことなど一つもありません。
おそらく、これもご主人さまの指示だったのでしょう。

外需を呼び込んで、内需を活性化するのだということですが、なんと情けないことを聞くものでしょうか。
日本はもう自らを活性化できないほど落ちぶれてしまったのでしょうか。

いままで、ずーっと日本は貿易立国で、貿易によらずば日本は成り立たないのだと聞かされてきました。しかし、それは事実ではありませんでした。
日本は内需が八割を占める国だということを知ったのはつい最近です。
ほんとうに、わたしたちが騙されていることは、外にもたくさんありそうです。

出席者は、観光客を引きつけるには何をどうすればいいかを話し合っていましたが、
おかしいでしょ? 日本人のために何をするかを考えるのが先でしょ?

観光客が来なければ困るのは、観光でごはんを食べている人たちですが、年間何万人も海外へ遊びに出かけていく人の目を国内にむける工夫をすることが先決ではありませんか。

わざわざ外国へ出かけて行って事故に会うリスクを思えば、身近なところで遊んで、地元のためにお金を使うのがいちばんいいのです。

いま、日本は鎖国をした方がいいかという設問でアンケートを行えば、賛成がかなり高い数字になるのではないでしょうか。

わたしは外国人を締め出そうと言っているわけではありません。
旅行者はどうぞ来てください。しかし、団体で来るのは止めてくださいということです。
日本人も、一人の旅行者として行動できない人は海外に出ていくべきではありません。

日本はいちど鎖国をして、自分たちがいったいいままで何に振り回されて生きてきたかを落ち着いて考えるときではないでしょうか。

日本が誇りある国であるならば、観光客で食べていこうなどという卑しい考えを持ってはいけません。









×
by michi-no-yuri | 2013-02-23 15:15 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 二十五日 その一 哀れでこころ... どうしてそんなに従米したいのですか。 >>