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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

コワイひと。

笹子トンネル事故のとき、早く逃げないと危険なのに、怪我をして動けない人に声を掛けたり、介抱したり、肩を貸したりして避難した人がいたことをニュースで知りました。
そのとき、わたしが感動して、「こういうとき人は自分のことはさて置いても人を助けられるんだね」と言うと
娘が、わたしが何を言わんとしているかを察して、そこには「怖い人」がいないからだと言いました。

そうなのです。わたしが思っていたのはまさにそのことでした。
脅されたり、からまれたりして困っている人がいても、だれも知らん顔をして関わらないようにするのは、それは「怖い人」の存在が怖いからです。

あるブログで見たのですが、新幹線のなかで、突然女性の大きな声がしてあきらかにトラブルが発生していることが分かっているのに、少し体をかたむけて覗くだけで誰ひとり立ち上がる人はいなかったということでした。
もちろん、わたしもその場にいたらそうです。立ち上がることはないでしょう。
だれだってトラブルに巻き込まれるのを怖れることに変わりはありません。

しかし、かりにその女性が急病だったとしたら、声を掛けたり、介抱したり、車掌さんを呼びに行く人は少なからずいたと思います。
そこには「怖い人」はいないからです。


きのう、わたしは、日本はこの国をアメリカに丸投げしているのだから、アメリカがこけたり、アメリカに捨てられることを想定していないと書きました。
そして、そういう想定外のことが起きたら日本は終わるのだと書きました。

しかし、後で考えていたら、そういうことがあって初めて日本は日本として生まれ変われるのではないかと思えてきて少し気持ちが明るくなってきたのです。
そのとき、日本がどんな酷い状態であっても、そこからしか日本の希望は生まれてこないのではないかと思えてきたからです。

アメリカは日本にとって「怖い人」なのです。
その「怖い人」が日本に居座っている限り、日本は立ち上がれません。
しかも、日本人にはその「怖い人」に立ち向かっていったり追い出したりすることはできません。
しかし、アメリカがこけたり、アメリカに捨てられたりした場合は、どんなに国内がめちゃくちゃになっても、日本人は立ち上がれるのです。
日本はそういう外部の要因によってしか変われないということです。
だから、どんなかたちでもいいから、とにかく出て行ってくれ!

このごろ、日本は世界の孤児になるのではないかという悪夢がよく頭を過り不安になります。中国包囲ではなく、日本包囲ではないのかと。
安倍総理はそのために総理に選ばれたのではないかと思ったりするのです。









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by michi-no-yuri | 2013-02-06 11:23 | Comments(0)
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