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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

「買われたいのち」

人質事件からアルジェリアが人々の注目を浴びるようになり、ひところ流行ったという「カスバの女」を思い出す人もたくさんいたようです。

わたしも歌ってみようと思って歌詞を見ていたら、三番の最初の
「あなたもわたしも買われたいのち」という歌詞を見た途端、意識があらぬ方へとさまよい出しました。飛躍し過ぎかもしれませんが、自然に日本の今と重ね合わせていました。

「あなた」というのは外人部隊の傭兵であり
「わたし」はそういう男目当ての娼婦です。

「買われた命」と言う前に、自分の意思で「売った」という事実があり、お互いの意思によって売買が成立しています。

ところが、わたしたちは、愛する国や自分を売った覚えがないのに、わたしたちの知らないところで売られているようなのです。知らないところで、知らないあいだに。。。

だから、売ったら発生するはずの対価が還元されることはありません。
奴隷なのです。

奴隷の売買は奴隷商人と買主の取引です。奴隷は関知しません。
奴隷商人はだれで、買主はだれでしょう。

今は労働力として重宝されているかもしれませんが、いつ命を奪われるか分かったものではありません。

わたしたちは自分の意思で売ったり買ったりしている傭兵や娼婦以下の奴隷だということになりませんか。

どうしたら売られることを止められるでしょう。









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by michi-no-yuri | 2013-01-30 17:21 | Comments(0)
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