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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

十九日 その二 岸田外務大臣、大丈夫ですか。

当たり前のことですが、小沢さんは尖閣は日本の領土だと明確に言っておられました。
中国へ行ったとき、中国首脳陣の前でもはっきりそう言ったと。
ところが、向こうは「まあ、まあ」という感じで、何も反論しなかったと言っておられました。

歴史は英雄がつくるということが言われます。わたしは、英雄というかひとりの個人がつくるのではないかと思うことがあります。
国と国の外交交渉は個人と個人の人間力というか、当事者の人間としての器量、力量がものをいう世界です。
小沢さんが言われたら、相手は心中どう思っていたかは分かりませんが、「まあまあ」
という感じで、矛を収めたのです。

野田さんや安倍さんが同じことを言ったらこの通りの騒ぎになりました。
あの野田さんや、お腹の緩い安倍さんでは話にならないということです。
これは力量の差の問題以前に、背後のアメリカの意向を見透かされたということかもしれませんが、経験や熟慮に欠けることはだれの目にもあきらかでしょう。

交渉にはそれなりの人物が当たらなければ、なるものもならないばかりか、最悪の事態を招きかねません。
西郷さんが、朝鮮との交渉に卑官(身分の低い役人)をあたらせてはいけないといったのはそういうことでしょう。

拉致問題の交渉も総理が行けば解決するかもしれないのに、あろうことか安倍総理は圧力を強めるそうです。
なぜ、総理でなければならないかと言えば、朝鮮がメンツをもっとも重んじる国だからです。いくら外交官が優秀であっても、北にすれば、相手に不足ありとなるのです。
「大将が出てこい」と思っているということです。
日本側にもメンツがあるでしょうが、ここは名を捨てて実をとるしかないのです。
いつまで引っ張るつもりなのでしょうか。


岸田外務大臣が訪米して、クリントン国務長官との会談のあと、
「~報告させていただきました」「~伝えさせていただきました」と言ったことにびっくりしました。たまたま、このとき気がついたということで、いままでも政治家たちはアメリカに対してそういう言い方をしていたのでしょうか。そうではないと思います。
だから、びっくりしたのだと思います。

芸能人がへりくだって言う言い方が、無意識に一国の外務大臣の頭にしみ込んでいたということかもしれません。

クリントン長官は引退したのかと喜んでいたのに、いつのまにか復活していました。
尖閣問題について
「日本の施政権を一方的に害するいかなる行為にも反対する」と、これまでよりも踏み込んだ発言をする一方で「平和的手段での解決を望む」と保険を掛けるのも忘れませんでした。
アルジェリアのテロ事件には、アメリカ人の人質はいなかったとはずですが、やはり何でもアメリカに相談して指示を仰がなければ何もできないのですね。
めでたく、安倍総理の訪米の日程も決まったようです。










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by michi-no-yuri | 2013-01-19 20:16 | Comments(0)
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