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谷間の百合

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十月三日 その二 シリアのこと。

過激派の流入が続いて、シリアが混迷を深めているということです。
二十八日には、クリントン長官が反体制派へ非軍事支援として35億円の供出を表明したそうですから、米欧の支援がある限りますます内戦は泥沼化していくのでしょう。

そもそも、この内戦の原因、切っ掛けは何だったのだろうと、ふと考えてしまうことがあります。ほとんどの人はそこまで考えないと思われるのですが、日本のこれからを知る意味においても、ほんとうはそこがイチバン肝心なことではないでしょうか。

シリアはだれと戦っているのでしょう。
反体制派勢力とはどういう組織でしょう。
なぜ、欧米がそれを支援するのでしょう。

すべてのメディアは、政府側を悪、反体制派を善というイメージの報道をして国民を洗脳しています。山本美香さんを殺した犯人については、このところ聞かれなくなったのですが、当初は一方的に政府軍だとする報道がなされていました。
(彼女は、だれかによってあそこに行かされたのだという説がありましたが、わたしは、大いにあり得る話だと思っています。イラクで殺された香田証生さんのときも、ちらっと思ったことでした。)

元駐シリア大使の国枝昌樹という人の書かれた「シリア」という本の紹介と書評を見たのですが、その中で特に印象に残ったのが、アルジャジーラの記者が「嘘は書けない」と言って次々と辞めていったという件です。アルジャジーラには、まだこのような気骨や正義感のある記者がいたということです。
こういう類の行為に接するたびに、つくづく、日本人には「個」がないのだという自虐的な思いが込み上げてきます。

「嘘は書けない」という以前の問題として、真偽への関心が薄いのではないでしょうか。
何が真実かを追求する資質が、もともとないのではないかと思うことがあります。
しかし、
ジャーナリストや記者は、もし、自分が「事実」を書けば、この腐敗しきった社会に一石を投じることになるかもしれない、蟻の一穴になるかもしれないという自覚を持ってほしいと思います。それは恐ろしい自覚かもしれませんが、それが自分たちの使命ではありませんか。
たとえ勇気がなくても、その自覚との葛藤だけは持ってほしいと思います。

その「事実」とは、特別な何かである必要はありません。社や局に充満しているであろう欺瞞性や偏向性を匿名で告発するだけでいいのです。それだけで、確実に何かが変わっていくのです。

あなたたちの堕落、腐敗、つまり、特権意識や長いものには巻かれろという体質、体制が、あまりにも長く続いてきたので、わたしたちはもう何も期待しなくなっています。期待しないどころか、「ゴミ」だと思っているのです。
しかし、ひとりでもいいのです。
「嘘は書けない」と言う人はいませんか。


それにしても、こんな無益な大義のない内戦がいつまで続くのでしょう。街は破壊され、ただ人が子どもが死んでいくだけの内戦。
愛様が言われるように、殺戮が目的ということが真実味を帯びてきます。









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by michi-no-yuri | 2012-10-03 17:33 | Comments(0)
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