野田総理が、尖閣の国有化宣言をして中国が色めきたっているのを傍目に、キャンベル次官補は記者会見で、お互い話し合いで平和裏に解決してほしい、と言いました。
わたしの僻目かもしれませんが、なんだか、よしよし、といった感じの嬉しさが隠しきれないように見えました。やっぱり、ノダはわれらに従順な犬だと。
中国では、さっそく、日本人の被害がでているようです。日本人経営の飲食店などは、
店頭に中国支持の張り紙を貼ったり、のれんに中国国旗を垂らしたりと、暴徒の攻撃をかわすのに懸命のようです。
日本政府は、在留邦人の安全、生命と財産をどのようにして守るつもりでしょうか。その方途はついているのでしょうか。
おそらく、何も考えていないでしょう。被曝者や被災者も見殺し同然の歴史上例のない酷薄、残忍な政権なのですから。
石原慎太郎は、ことが大きくなるころには、自らフェードアウトしていくのでしょう。
来訪者に、けたたましく吠えたてる犬は、来訪者が一歩敷地に入った途端、しっぽを巻いて犬小屋に逃げ込みます。
かれは、アメリカから、吠える犬の役割を仰せつかった人間だということです。
きのう、森田実さんの話しを聞いてからしばらく、わたしは、心臓がドキドキしてなりませんでした。
早く、政権交代をして日中関係の修復を計らないと大変なことになると言われたからです。日本は中国に喧嘩を売ったのであり、中国は売られた喧嘩を買わざるを得なくなったのだということです。
とくに、年配の人に多いのですが、中国と戦争になっても、アメリカがついているから大丈夫だと信じ切っている人がいます。
そんなはずがないではありませんか。
アメリカの計画はこうなっています。(ジョセフ・ナイの対日報告書)
最初は日本に加勢するふり?をして、徐々に、後方に退き、日本と中国の全面戦争に誘導していく。そして、アメリカは漁夫の利を得る。ということだそうです。
当たり前ではありませんか。
自分の利益にならないことで、なんで、日本のために戦争をしますか。
トモダチだから?
カツアゲばかりするトモダチを真の友だちだと思えますか。
アメリカが助けてくれるなどと能天気に信じている人たちは、多分、敗戦と同時に、恥も外聞もなく、マッカッサーさまさまになった日本人の子孫なのかもしれません。
≪ジョセフ・ナイの「対日超党派報告書」≫
1、東シナ海、日本海近辺には未開発の石油・天然ガスが眠っており、その総量は世界最大の産油国サウジアラビアを凌駕する分量である。米国は何としてもその東シナ海のエネルギー資源を入手しなければならない。
2、そのチャンスは台湾と中国が軍事衝突を起こした時である。当初、米軍は台湾側に立ち中国と戦闘を開始する。日米安保条約に基づき、日本の自衛隊もその戦闘に参加させる。中国軍は、米・日軍の補給基地である日本の米軍基地、自衛隊基地を「本土攻撃」するであろう。本土を攻撃された日本人は逆上し、本格的な日中戦争が開始される。
3、米軍は戦争が進行するに従い、徐々に戦争から手を引き、日本の自衛隊と中国軍との戦争が中心となるように誘導する。
4、日中戦争が激化したところで米国が和平交渉に介入し、東シナ海、日本海でのPKO(平和維持活動)を米軍が中心となって行う。
5、東シナ海と日本海での軍事的・政治的主導権を米国が入手する事で、この地域での資源開発に圧倒的に米国エネルギー産業が開発の優位権を入手する事が出来る。
6、この戦略の前提として、日本の自衛隊が自由に海外で「軍事活動」が出来るような状況を形成しておく事が必要である。
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