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谷間の百合

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九月四日  その二

福島の子どもということで続きを書きます。

副島隆彦さんが、安全安心と言われたことで、福島のどれだけの人が、避難を断念したり躊躇したかは知る由もありませんが、わたしは、なぜ、副島さんが、安全だということに、それほどの自信を持たれたのかが謎なのです。
この世の事象に確信的に安全安心と言い切れるものがあるでしょうか。

当初は自分には科学的知識がないと言われながら、現地に入って計測したことと、山下俊一さんに全幅の信頼を持たれたことが確信の根拠だったようですが、その確信は今も変わらないのでしょうか。

副島さんは潔い人だと思いますので、もし、自分が間違っていたと気がつかれたときは率直に認められると信じているのですが、しかし、それでは遅いのです。取り返しのつくことではないのです。責任の持てるようなことではないのです。
安全説を唱えられるのはいいのですが、せめて念のために、子どもだけでも避難
をするようにとなぜ言われなかったのでしょうか。
副島さんの言動はまるで神がかりです。わたしが、もっとも忌むことです。自分を全能の神とでも思っておられるのでしょうか。

自分を国家権力の対極において権力と戦っておられる副島さんが、その国家権力の指示を至上命令として絶対視している山下俊一さんを信頼される、これほどのアイロニーがあるでしょうか。

福島の子どもの36%に甲状せんの異常がみつかったということです。衝撃的なニュースです!! しかし、これも放射能とは関係ないとされていくのでしょうか。

よく思うのです。
副島さんの言われるように、福島が安全安心ならどんなにいいだろう。どんなに嬉しいだろうと。
そう思っては、涙を流しています。









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by michi-no-yuri | 2012-09-04 17:29 | Comments(0)
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