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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

風の声を聴いてください。

ブログを始めたころのわたしは、朝日が好きで家族に無理を言っては車を出してもらって早朝に写真を撮りに行っていました。


ところが、それから10年の時が過ぎたころから朝日の強烈な眩しさを敬遠するようになり、いわゆる西方浄土から射すと言われている西日(夕日)に惹かれるようになりました。


道端の草が、柔らかな夕日を浴びて金色に輝いたり、かすかな風に揺れていたり、あるいは、風がぴたりと止んで無音の世界になったりしているとき、わたしは、そこにランボーが「やっと見つけたよ」と言った「永遠」を感じるようになりました。


「永遠」とは「西方(極楽)浄土」のことだと、はっきり感じるようになりました。

それを、人はランボーのように海と太陽の融合と言ったり、母親の胎内のようだと言ったりするのでしょうが、つまり、それが浄土のイメージなのだと思います。



急に寒くなりましたが、わたしは早くから秋の風を感じていました。
そういうとき、決まって頭を過るのが、額田王の「君待つとわが恋いおればわが屋戸のすだれ動かし秋の風ふく」のうたです。

もう少し先になれば「冬が来る前に、もう一度あの人と巡り合いたい」の紙風船の歌です。

そんな逢いたい人がいない人にもそういう気持ちにさせるのが秋なのですね。



産経新聞の社名ロゴの横に「朝の詩」というコーナーがあります。
いつも読むわけではありませんが、こころに残る詩があると切り抜いています。
下に書いたのは、「風」と題する詩の冒頭部分です。


「大河ドラマの一場面
『風にあたってくる』
この美しい言葉を
すっかり忘れていました。」



風の声を聴いてください。_c0243877_10020089.jpg



「風にあたってくる」とはこころやからだをリセットしたいときや、その必要に迫られたときに言う言葉だと思いますが、ほかにも「風の便り」とか「風に聴け」とかはよく耳にする言葉です。
(ちなみに「風の便り」と「風評」は意味が真逆になりました。)

最近、こういうことが気になるようになったのは、やはり、風に耳を傾ける人間がいなくなったことに現代人の劣化の原因があるように思うからです。

総理は「聞く力」と言いましたが、とても風の声を聴いているとは思えません。
我欲や自我から出てくる言葉しか聞いていないのだと思います。

その言葉のほとんどが「おためごかし」だと思っていい。

「おためごかし」とは「表面的には、相手の為であるかに偽って、実際は自分の利益を計ること」だそうです。

そんな人間の言うことだけを聞いているとどうなるかを、岸田総理が身をもって示しています。
自分の欲や利益を離れての助言などないに等しい。


だから、風の声を聴くことが大事になるのです。
風は時空を超えて、いろいろな声を運んできます。
風は歴史の風雪にさらされて真実だけが残った言葉を運んでくるのではないでしょうか。  


 
拉致被害者家族の人たちにもそう思います。
子どもやきょうだいが生きていると風の便りがありますか。
風の便りは止まり「絶え果てた」のではありませんか。

おためごかしを言うような人の声ばかりを聴いているとしたら、これほど無残なことはありません。
信じた人(安倍さん)に騙されていたことにまだ気が付かないのでしょうか。
しかし、たとえ気が付いても、もうそこから抜け出せないでしょうね。



日本にはたくさんの名もなき詩人、歌人、俳人がいることに驚かされることがあります。
そういう意味では文化水準が高いのに、何かが足りないのです。
人間観でしょうか。
「鎌倉殿の13人」と同時代を生きていた人に「徒然草」の吉田兼好がいます。
透徹した人間観を持った先達がいたのに、、、



風の声を聴いてください。_c0243877_10292194.jpg











# by michi-no-yuri | 2022-10-06 10:21 | Comments(2)

日本が元気になる唯一の方法。

瀬戸際さんと言われている山際さんですが、辞めませんね。
教団から辞めるなと言われているのかもしれません。

脅迫なのか自民党はわが教団とは縁が切れないと言っていますが、それほど両者は身内のような付き合いだったという上に、秘書を通していろいろ弱みを握られているのでしょう。


山際さんはネパールに行ったりナイジェリアに行ったりしていましたが、まさか国会会期中ではないでしょうね。

どんな名目で行っていたのか、旅費や出張費は教団から出ていたのか、公務員はバイト禁止なので自民党公認で行っていたのかと、いろいろ問題が出てきます。

国会議員の歳費は国民の税金です。
それで教団のために働いていたとなるとどういうことになるのでしょう。


瀬戸際の人間に延々と見苦しい弁解をさせているのは、マスコミがだらしないからです。
追い込みが足りないからです。



東京地検が菅さんをロックオンしているそうです。

ほんとうに、ここで国民の気持ちをスカっとさせてほしい。
日本を元気にし、日本を取り戻すのは簡単なことです。

安倍さんのもとで悪いことをしていた人間を法に照らして裁くことです。
それだけで日本は元気になります。


今までどれだけ国民が不正や腐敗に堪えてきたか、分かっているのかと言いたい。
そのせいで、日本がどうなったか分かっているのかと言いたい。


亡くなった猪木さんは、元気があれば何でもできると言いました。
元気にする方法は簡単です。


まず、森さん、菅さんを逮捕してください。
それだけで国民がどれだけ元気になるか分かりません。
元気になれば、経済も文化もすべてに活気が出てきます。



日本が元気になる唯一の方法。_c0243877_10465292.jpg











# by michi-no-yuri | 2022-10-05 10:43 | Comments(0)

北のミサイルは。

先ほどから北がミサイルを打ったと大騒ぎしています。
いかにも大げさで不自然です。


わたしはすぐに統一教会のことが頭を過りました。
いつもと変わらないミサイルなのに、なんできょうは一段とトーンが高いのかと。


わたしはいよいよ統一教会が本格的な反撃に出てきたなと思いました。
統一教会の宣伝、洗脳機関の「電通」が、動いたなと思いました。


「電通」が全テレビ局に、繰り返し緊迫感を持って報道せよと指令を出したのだと思いました。
情けないことに、テレビ局は1ミリも疑わずに「電通」の指令に従うのです。

さんざん統一教会を取り上げて批判してきたテレビが、これが統一教会を助けることだとは露も疑わないのです。


木を見て森が見えないからいつまでも国会議員がどうのこうのと言っているのです。
いかに世界が統一教会に浸食されているかが分かっていません。


北と南が対立しているように思っていては分かりません。
どちらも統一教会が間に立って操っているのだと思います。


よく、今にも北は破産するだろうと期待する人がいましたが、そういうことにならないのは、統一が日本のお金で助けているからではありませんか。
日本に向けて打っているミサイルも、おそらく教団が信者から巻き上げたお金でしょう。


岸田総理は助かったと思っているでしょう。
国民の目が統一から北朝鮮に向けられたと安堵しているでしょう。
つまり、統一教会と自民党は持ちつ持たれつの関係だということです。
切っても切れない関係だということです。


北も統一も同じだと知っている人間が政権内にいるのでしょうか。
教団が、このまま引き下がるわけがなかったのです。


いつ、どういう形で反撃するのだろうと思っていたのですが、これがそうだった?
イチかバチかの反撃かもしれません。


統一教会の力は侮れません。
日本の教団だけを見ていては大きな過ちを犯すことになりそうです。


国会が始まり、教団は何としても追及を避けさせたかったのでしょう。
安倍さんを守りたかったのでしょう。

取り急ぎ。



北のミサイルは。_c0243877_10031307.jpg










# by michi-no-yuri | 2022-10-04 10:05 | Comments(0)

続 「恥の文化」などどこにあるのですか。

何年か前に書いたことですが、また書いておきたくなりました。
母がまだ健在だったときの話です。

町内に高齢者だけの「〇〇の会」というのがあって、季節ごとにどこかに観光に(それも近辺〉行っていたのですが、わたしもときどきご相伴にあずかっていました。
そのとき行ったのは、湖東にある観光バスもコースに入れているような有名な古刹でした。

そこで、住職の話がありました。
こんな話でした。



ある冬の早朝電話が鳴り、何事だろうと出てみると警察からでした。
警察が言うには、今不審者を取り調べているところだが、目の前のその男は、風呂敷包みの中の仏具はお宅の寺から盗んだものだと言っているので、確かめに来てくれということでした。

急いで駆け付けたわたしはこう言いました。
それは盗まれたものではありません、差し上げたものですと。



そのとき、わたしのほうを見た住職と目が合ったのですが、住職はそのとたん、ぴたっと話を打ち切ってしまったのです。

わたしはただ、漠然とどこかで聞いた話だなと思って聞いていただけです。
いうまでもなく、聞いたことがある話とは「レ・ミゼラブル」主人公のエピソードです。


別に、ウソでしょう?という目で見ていたのではありません。
しかし、住職はうそを見抜かれたと思って自分を恥じたのです。

なぜそう思ったかは、後で、住職が引率の町会長にわたしのことを聞いていたということを母を通じて聞いたからです。


どこかで聞いた話だと思っただけのわたしの目から、住職はうそを見抜かれたと思うほど敏感な感性(倫理観)を持っていたということになります。

ほかの話を聞いている30人ほどの人のことなど目に入らないほど住職は自分のウソを恥じていたことになります。


たとえ、作り話だとしても罪になるような話ではありません。
世間には、もっと質(たち)の悪い作り話でお金儲けをしている人間がゴマンといます。


菅さんの弔辞のことから思い出したことでした。



続 「恥の文化」などどこにあるのですか。_c0243877_12005728.jpg










# by michi-no-yuri | 2022-10-03 12:02 | Comments(0)

「恥の文化」などどこにあるのですか。

菅さんの弔辞の件といい、nhk の「日曜討論」に出て、教団への解散命令は難しいと他人事のように言ったという萩生田さんといい、今更ではありませんが、日本の道義の凄まじい劣化に言葉をのみます。

後で菅さんの弔辞の内容を知って、わたしは一瞬でウソだと思いましたが、そんな小細工をしなくても安倍さんが葛西敬之さんへの弔辞で言った言葉だと言えば恥をかくこともなかったのにと思いました。
それをしたくなかったのは、あくまで自分を際立たせたかったからでしょうか。
自分を主体にしたかったからでしょうか。


わたしが一瞬でウソだと思ったのは、安倍さんがそんな本を読んだとは思えなかったからです。
その本は葛西さんに紹介されたものだったようで、多分、その「うた」を葛西さんが思いを込めて口にしたのだろうなと思いました。
そういうところは抜け目のない安倍さんが、さっそくその本を入手し、いつか使おうとその「うた」だけに印をつけていたのではないかと想像しました。
意地の悪い想像ですが、相手が安倍さんなだけにそれくらいでちょうどだと思います。

最後のページの端を折る人などいませんから。


菅さんや萩生田さんは特にそうなのかもしれませんが、わたしは心底その羞恥心のなさに驚くのです。
「恥の文化」はウソだったのかと。
あるいは、敗戦とともに消滅したのかと。


なにしろ、鬼畜米英で戦い、敗けた途端にマーッカーサーさまさまになるような国民です。
かれへの感謝と称賛を綴った手紙を何千、何万とGHQに届けるような国民です。


そもそも、「恥の文化」とは、どういう性質のものだったのでしょう。

何事にも功罪の両面があり、戦後はそのバランスが大きく崩れたということでしょうか。

「恥」とは、他人の目を気にして恐れるような国民性だったり、やせ我慢だったりという要素があるのではないでしょうか。
そうでなければ、今のていたらくが理解できません。
「恥」のないところに「誇り」があるわけがありません。


「恥の文化」などどこにあるのですか。_c0243877_09381308.jpg


岸田さんは何もできません。
それをすれば支持率を爆上げすることができるのに、萩生田、山際両人の罷免もできません。
岸田さんは安倍さんだけを見てきた人なのだと思います。
安倍さんの政治だけを見てきた人です。
何もできなくて当然です。


細田さんは衆議院の議長という重責にありながら引責辞任もせず、総理も不問に付しています。
ほんとうにどうなっているのでしょう!



産経が、国葬の日に反対を叫ぶ人たちの姿を子どもに見せられるかと言っていました。
子どもに見せられないことをしてきた人の国葬なのです。
安倍さんが国会で平気でウソをついているとき、産経は何も言いませんでした。


信賞必罰は社会秩序の根幹です。
この言葉を安倍さんは死語にしてしまいました。
どんなにウソをついても罰せられない社会にしました。


教団にビデオメッセージを贈っても大した問題になることはないだろうと、、安倍さんは国民も周りも見えなくなるほど自分の権力に安心しきっていたのでしょうか。
それが命取りになりました。
山上徹也は見ていたのです。



読売の世論調査で、国葬をしてよかったと思う人が41%もいました。
5時間に及ぶ式典に、何も感じなかった人々です。
菅さんのお芝居に感涙したような人たちです。

わたしは、5時間座っているという苦痛が想像できないような人とは話が通じません。


プーチンは我々の価値観は、「人間性、慈悲、思いやり」だと言いました。
「慈悲」という言葉に涙がこみ上げました。
そんな言葉があったんだと、、

でも実際には慈悲のこころを持った人はたくさんいます。
それを、政治が表に出さないように封殺してきたのかもしれません。


そういうプーチンを西側は冷酷非情な人間だと喧伝するのです。
それを多くの人が信じています。


毎日、毎日繰り出されるフェイクニュースに精神が蝕まれ疲労が溜まっていきます。




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# by michi-no-yuri | 2022-10-03 09:43 | Comments(0)