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谷間の百合

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三十一日 その二  尖閣には何の思い入れもない。

本の新聞広告に日下公人の著書「日本大出動」がありました。
世界は日本の力に注目し始めた!だってw
この人、十年一日こんなホラを吹き、その印税で生きているのです。
たしか「安倍晋三を総理にする会」の発起人の一人でした。
ちょっと、頭が変です。

ところで、右翼やネトウヨは、日本の領土である尖閣を死守せよといきり立っていますが、わたしにはピンときません。
かってカツオ節を作る工場があったということですが、基本的に人が住めない島です。
人も住まない、したがって歴史も思い入れもない島に感情移入はできません。
いわば、無機的な島です。
もちろん、日本の沿岸や近海には人の住んでいない島が無数にあります。
しかし、そういう島々は本土や近隣の島から眺めることのできる島であり、人々に眺められ親しまれてきたことで同じ共同体の中に存在しているのです。
つまり、無機的な島ではないということです。


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無機的な島である尖閣の反対に位置するのが福島です。
そこには有り余る歴史、伝統、暮らしがありました。
映像で見る美しい福島の自然が汚染されたことに対する無念、悲しみをわたしは言葉で表現することができないくらいです。
(以前書きましたが)3.11直後のサクラの季節に、福島のサクラの名所で爛漫と咲く桜の写真を、喫茶店に置かれていた雑誌のグラビアで見て涙が止まらなくなったことがありました。
人のいるところであんなに泣いたのは初めてでした。
考えてもみてください。
何も無い尖閣と、濃密な時間を重ねてきた福島のどちらが大事かを。
それなのに、国が尖閣に国民の目を向けさせるのは、中國と戦争がしたいからです。

中國が南シナ海で主権を主張する境界線(九段線)は、ハーグの仲裁裁判所で法的な根拠を有しないと判断されました。
しかし、その判断に強制力はありません。
日本は裁定に従わない中國を非難していますが、例えば、「沖ノ鳥島」を島とは認めないという判断が下されて時、日本は受け入れますか。
ゼッタイに受け入れません。
だから、ヤブヘビになるようなことは言わないことです。
解決策があるとすれば、官民が交流を盛んにして仲良くするしかないのではありませんか。


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by michi-no-yuri | 2016-08-31 13:31 | Comments(0)

三十一日 その一  「天皇という物語」

新聞を開いたら、天皇に関する本の広告が目に飛び込んできました。
産経はその趣旨を、天皇の「メッセージを受けて」国民が学ぶための参考になる著書を紹介するとしています。
その趣旨はいいとしても、「GHQが発禁にした歴史的教科書」と銘打ってA級戦犯の大川周明の著書「日本二千六百年史」が選ばれていたのには吃驚しました。
天皇自ら神格を否定しておられるのに、天皇は神であり、われらは神の子孫であると主張する人物の著書をあえて紹介するのは、「日本会議」の意向を反映したものなのか、天皇を神格化して祀り上げたいかれらの下心が透けて見えます。

先日、寝付かれないままにテレビを付けたら「朝生」をやっていました。
うつらうつらしながらなんとか最後まで見ましたが、途中、竹田恒泰が「皇統とは血なんです」と叫んだときにはっきり目が醒めて、ほんとうにこの人、顔も考えも気持ちの悪い人だなと思いました。

このことについて息子と話をしたとき、皇統とは、必ずしも「血」という物理的なものではなく、抽象的なものだということで考えが一致しました。

この考えをフォローしてくれたのが、「教えて!」の回答欄で出会った美しく纏められていた下の文章です。


藤の木古墳
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生物学的な血脈という意味での万世一系と、国柄を支える物語としての万世一系とは、全く別物です。後者は、日本文化の問題なのです。
極端に言えば、この物語を絶えさせてしまえば、それは日本という名前の別の国ができることを意味します。

例えば、今の日本人は、「中國四千年」という言葉を「王朝が続いてきたわけではあるまい」と批判することができますが、天皇を欠いたときに日本も同じく二千六百年の歴史を失うということです。

日本人をして日本人たらしめている文化が、どのように形成されてきたもので、実態としてどのようなものなのか、これに答えることは今もできないくらい複雑な代物です。
ただ、天皇という物語がそれを支える柱の一つであることは間違いなく、(以下省略)

で、記録に残ることを調べてみれば、継体天皇で切れているとか、神武は神話だとかいうハナシもありますし、足利義満が天皇家を乗っ取ろうとした事件もありますし、江戸時代も後期になると天皇家は極めて貧窮した生活を送っていましたから、こっそり乗っ取りが行われていたとしても、隠しとおすことが可能なポテンシャルはありました。



わたしが注目したのは、乗っ取りとは別に、むかしは隠し通すポテンシャルがあったというくだりです。
むかしの人にあったポテンシャルが現代人にはないということです。
だから、血だ、血統だと騒ぐしか能がないのです。

むかしは、皇統を十何代も遡ってその子孫を探し出して皇位につけたという話もありますが、疑えば、それも苦し紛れの作り話かもしれないのです。
たとえ事実でも、血は限りなく薄い。

わたしが言いたいのは、どんなことをしても「天皇という物語」を絶やさず紡いでいこうとしてきた先祖の思いと知恵なのです。
皇統とは日本の国柄を支える柱であって、天皇家の問題ではありません。
この物語が絶えれば、日本はそこで終わって、別の国になるのです。
天皇制廃止を得々と語る人たちは、別の日本になることが理想なのですね。
これまでの歴史、伝統、文化(自然)を無にしても別の国になりたいのですね。
天皇制を廃止してどんなメリットがあるのかぜひ答えてほしい。


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by michi-no-yuri | 2016-08-31 10:30 | Comments(9)

避難ルートは片道切符。

ネットで「これがNHKかと目を疑った」という声が上がっている、NHK解説委員6人による再稼動批判の動画を見ました。
もう流れは再稼動かと思っていたのですが、かれらの話を聞くと、現実は必ずしも政府の思惑通りになっていないことを知りました。
司法の判断が変化してきたことが大きいようです。
かっては、司法の常識的な判断と言えば運転を認めることだったのがそれが変わってきたということです。
やはり、法曹界にも良心的な人がいたようで、フクシマの惨状を横において再稼動ができるだろうかと思うのはごく当然の疑問です。

政府の方針もいままでの「安全神話」から、事故は起こり得るということに前提が変わり、避難ルートの確保や訓練が再稼動手続きの最重要条件になってきたということです。

土曜日に、高浜原発での過酷事故を想定した大規模な広域避難訓練が実施され対象市町村の住民がたくさん参加しました。
参加者の一人が「避難のイメージ」が出来たと言っていましたが、おそらく、イメージは避難したところで終わっていたことでしょう。

過酷事故とは最大級の事故だということだと思いますが、そういう事故が起きれば、二度と自宅に戻ることは出来ないというイメージを参加者が持っていたかどうかは甚だ疑わしい。

核のゴミの処分場も決まっていません。
わたしが不思議でならないのは、事故が起きたときの対応マニュアルも技術もないと聞いていたことです。
避難よりもそのことが大問題ではありませんか。


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けさ、NHKでベルギー人の監督がフクシマで撮ったドキュメンタリー「残された大地」を紹介していました。
日本人女性と結婚し日本で生活していた監督は、編集のためにベルギーに帰ったところで、あのテロに遭遇していのちを落としました。
NHKは紹介だけでなく、ぜひ「残された大地」を放映してほしい。

チェルノブイリの事故が報じられたとき、大変なことが起きたんだ、地球は大丈夫なのだろうかと、動悸が打つほど不安にかられたことを思い出します。
また、東海村JCO臨界事故のときも、日本中に緊張が走ったことも覚えています。
野中官房長官の会見時の言葉にも緊迫感があり、只事ではないことを感じました。
フクシマのときはどうだったでしょう。
自衛隊が各戸を回って住民に危機を知らせた後、急いで撤退していったことで事の重大さを知り不安がつのりました。
しかし、日を追うごとに放射能の存在が薄められていき、いまではタブーになりました。


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by michi-no-yuri | 2016-08-29 13:58 | Comments(0)

人間でない人間が増殖している恐怖。

アフリカ開発会議に出席した総理は、演説の中で、3年間で3兆円の投資をするとぶち上げたうえで「日本は力や威圧と無縁で自由と法の支配、市場経済を重んじる場として(アフリカを)育てる」と大見得を切りました。
憲法を無視して安保法案を通し、いま沖縄の高江では機動隊が住民の願いを暴力で踏みにじっていることなどまるで頭にないのです。

また「(アフリカの)若者に自信と夢を持たせるため、向こう3年で5万人に職業訓練を提供する。」とも言っています。
新聞は一面トップで、これを報道していますが、こういうニュースを聞いて日本の国民が喜ぶとでも思うのでしょうか。
さすが日本、さすが総理だと思うとでも、、、?
海外へ行っては景気よく札びらを切る総理を、多くの国民がどう思って見ているか、それを知るのが政治でありマスコミではありませんか。

よくテレビで、日本はいま景気がいいですからなどとトンチンカンなことを言っている人がいますが、そういう1%の人間に99%の貧困にあえぐ人間の姿が視野に入ることはありません。
視野に入ってもこころで受け止められない欠陥人間なのです。

アフリカの若者に夢を持たせる前に日本の若者に未来を与えてほしい。
ほんとうに、夢も未来もないのですから。
竹中平蔵は「貧しくなる自由がある。」とうそぶきましたが、自由であるためには選択肢が複数なければなりません。
どんどん非正規を増やして、その身分から脱け出せないようにしておきながら、そういうことが言える人間は姿形は人間でも中味は人間ではありません。
貧しいのは、本人の心掛けや努力の問題だと言う曽野綾子も人間ではありません。

年金基金の損失で、噂では年金が半額になるとか言われています。
社会保障費も大幅に削られるのでしょう。
そうまでして、中國とのチキンレースに狂奔し国威発揚がしたいのです。


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コメントで紹介してくださった動画は、わたしも見たものでしたが、また最後まで見ました。
もっとも困っている人に生活保護がおりないのです。
どこかの組織、団体に属しているとか、地域で政治力を持つ顔役のような人間との縁を全く持たない人間は、どんなに困窮しても生保が降りないような仕組みになっているのです。
社会から孤立してる人は、餓死するしかないような社会なのです。
別の動画で見たのは、子供が小さいときに離婚し、以降一人暮らしをしてきた男性が、体を壊して仕事が出来なくなり、一大決心で窓口を訪れるのですが、係りの人間が言ったのが、子どもに援助をしてもらえないかというものでした。
人間としてとても言えることではありません。
わたしは、切羽詰まって盗みをしてしまう人間にいつも同情していますが、そういう人間と、別れて何十年もする家族に援助してもらえという人間と、どちらが人間としてマシかといえば、わたしは躊躇することなく前者だと言います。
高江で住民に暴力を揮う機動隊の人間と、貧しさゆえに盗みをする人間とでも同じです。
道義的に人間としてしてはいけないことをしても法に触れなければ許されます。
ところが、いまは法に触れているのに罰せられないということが、社会の上層部で罷り通っているのです。
このことが社会に及ぼす害悪ははかりしれません。


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by michi-no-yuri | 2016-08-28 11:19 | Comments(0)

人間の記号化が始まっている。

小泉元総理が、「自民党はどうかしている。日本人よ、目を覚ませ」と吠えています。
そんなこと言っていいのかな。
日本人が本当に目覚めたら、あなたは生きていけないかもしれませんよ。

トモダチ作戦で被爆し、その後遺症に苦しんでいる米兵を「日本のために全力で尽くしてくれた彼らを、日本人として見過ごすことはできない」ということで、自らアメリカへ飛んで直接話を聞いていました。
かれら米兵は帰国後、鼻血がでたり、下血したり、腫瘍が出来たり原因不明の体調不良に見舞われ、その内の7人が白血病で死んだということです。
かれらの苦しみを看過することはできませんが、どうしてそこでフクシマで苦しんでいる日本人に思いがいかないのでしょうか。
かれら米兵は東電とGEを訴えていますが、米海軍病院は因果関係を否定しているということです。
日米両政府が因果関係を否定しているということは、両政府とも、自分たちでなにも出来ないということです。
おそらく、国際原子力委員会の方針なのだと思いますが、フクシマも米兵も同じ犠牲者だということです。
何か大きな力が働いているのです。
山本太郎さんが、再稼動はアメリカのニーズだと言いましたが、国を超えたところからのニーズだと言った方が分かり易いのではないでしょうか。


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総理がアンダーコントロールと言ったのも、
伊方原発再稼動に際して自分が責任を負うと言ったのも、
枝野さんが、直ちに健康に影響ないと言ったのも
岡田さんが学童疎開は費用が掛かり過ぎてできないと言ったのも
みんな当事者意識がないから言えたことではありませんか。

日本は、だれ一人責任を感じないという、世にも異常な恐ろしい国になっているのです。
総理はマリオならぬマリオネットだと言われていますが、当事者意識がないのは、日本が属国ですべて支配者の指示で動いているからでしょう。
総理にあるのは「戦前回帰」への郷愁だけ、、?

フクシマで小児甲状腺がんが増えているということですが、わたしたちはそれを数字で知るだけで、子供たちがどんな治療を受け、どんな闘病生活を送り、家族がどれだけ苦しんでいるのかを知ることができません。
名まえが公表されなかった相模原事件の犠牲者のように、フクシマの子どもたちも数字の中の「Ⅰ」でしか生きた証しを証明できない存在なのでしょうか。


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by michi-no-yuri | 2016-08-27 12:13 | Comments(1)

有るものを無いと言うから不安になるのです。

JOC理事の橋本聖子さんが、東京オリンピックではメダルの数を今回の倍にし、世界第三位にならなければと言っていました。
アメリカ、中国、ロシアという強国の内の一国を抜くということですからたいした意気込みです。
会見では右の目が真っ赤で不気味でしたが、わたしには、顔自体がアンドロイドみたいで、血の通った人間には見えませんでした。
同じく、オリンピック担当大臣の丸川さんも、アンドロイドというか蝋人形みたいです。
つまり、外見がそう見えるということは、内面の脳も蝋で固まっているのではないかと想像してしまいます。
少なくとも、彼女らに柔軟性を求めるのは端から無理なのです。

ウイキで見ると、橋本さんは3歳からスケートを始めたそうで、名前も聖火からとったと言われているように、オリンピックあっての人生なのです。
当時、彼女がニュースになるたびに、わたしは辟易していました。
自己実現、自己達成と言えば聞こえはいいのですが、所詮は自分の欲望ではありませんか。
わたしは、自分が気が済むまでやるというその執念が嫌で勝手にすればという冷めた目で見ていました。
そういう人間が政治家になり、自分と同じアスリート脳の人間を量産しようとしています。
メダルが嬉しくないわけではありませんが、わたしにはそれよりも欲しいものがあります。


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ところで話は変わりますが、フクシマの医師が、甲状腺ガンの検査を縮小したいと県に要望したということです。
多数の甲状腺ガンが発見されたことで、検査を受けた子どもやその家族、県民に不安が広がっているのがその理由だそうです。
かれらには不安の原因が分からないのでしょうか。
国が放射能を徹底的に隠し、被爆を認めないことが不安を生むのだということが。
国が正確な情報を出し、適切な対策をとっていれば、不安が広がることはなかったのではありませんか。
現に有るものを無いことにしていることが不安の原因だということがなぜ分からないのでしょう。

今はまだネットが辛うじて命を保っていますが、その内、ネットも完全にアンダーコントロールされることになるのでしょうね。


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by michi-no-yuri | 2016-08-26 12:14 | Comments(2)

二十五日 その二  意志が持てない可哀そうな国。

日中韓外相会談は、結局北のミサイル発射に抗議するということで終わったのでしょうか。
しかし、これが首脳会談への取っ掛かりになるのだとしたら、とてもいいことだと思いました。
とにかく会うことです。会わなければ何も始まりません。
それにしても、中国政府のコメントは何に対しても明瞭で、その意思がよく伝わるのに比し、日本政府の発信する言葉がまったく不明瞭でなにも伝わってこないことに感じるストレスはもう限界に来ています。
それもそのはず。
日本独自に決められることなんか一つもないのですから。
いつも宗主国の顔色を覗い、意を忖度し、指示を仰いでからでないと何も言えず何も行動できないからです。
王毅外相が、日本が尖閣で問題にしていることの半分は漁業に関することであり、半分は(日本が)故意に煽っているものだと言っていましたが、まったくその通りです。
マスコミも日中漁業協定に基づいて報道しなければ恥をかくことになります。
日本は中国、ロシア、アメリカから腹の底まで見透かされていることに気付かなければならないのです。
面従腹背でどこまで行けるのでしょうね。


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政府は去年、アキノ大統領を国賓として招き、宮中晩さん会まで催すという最大級のおもてなしをしました。
任期を一年残すのみとなった大統領をなぜそこまでもてなしたのかは、やはり、対中包囲網で唯一味方になる国だと思ったからではないでしょうか。
南沙諸島の領有権訴訟の後押しをしたのも日本政府でしょう。
しかし、日本政府の思惑はことごとくハズレました。
新大統領は、国連から麻薬犯罪に対する超法規的殺人を自制するように求められると、それなら国連から脱退して中國と新たな組織を作る可能性があるといって反発しました。
インドネシアのスシ外相も、中国漁船の不法操業の船をまとめて海に沈めましたが、その処置はあくまで不法に対するものであって、領有権問題とは別だと言いました。
良し悪しは分かりませんが、両国とも国家の意思をはっきり打ち出しています。
ひとり日本だけが、国家意思を持てずに世界から取り残されました。
それを挽回するのに、メダリストに便乗しての国威発揚とは、、、泣きたくなる。

日本人が国家の意思を目の当たりにするのが、宣戦布告だとしたらと思ってわたしは身震いしました。


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by michi-no-yuri | 2016-08-25 11:45 | Comments(0)

二十五日 その一  いろいろ。

小池百合子さんのきもの姿にブーイングが起きるべくして起きています。
わたしも一目みて、そのガサツでモッサリした着こなしに吃驚して「うわぁ なにこれ!」と悲鳴をあげました。
小池さんはきものの伝統美に汚点を残してくれました。
いまどき、若い人でも帯をあそこまで高い位置に結ぶ人はいません。
専門家はあと3センチ下げるべきだと言っていましたが、わたしは5.6センチは下げないとと思いました。
アベマリオのことは知らなかったらしく、あとで皮肉というかアテコスリを言っていましたね。
この人、必ず嫌味を言わずにおれない人ですから分かり易いです。


蓮舫さんの岡田評はその通りだと思いましたが、「つまらない男」の前に「真面目過ぎて」と付ければ何の問題もなかったことです。
前原誠二はまた何を思って出馬をするのでしょう。
長島昭久は、野党共闘に強く反発していますが、だったら、自分が自民に行けばいいだけのことです。
なぜ、そうしない?  答えは、トロイの木馬要員だからです。


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稲田防衛大臣が横須賀の米海軍基地の空母ロナルド.レーガンに乗船し、その巨大さに圧倒されて、これで抑止力は万全だと安心したようです。
上西小百合流に言えば、「あの人ほんとバカです。」
バカでないと防衛大臣を引き受けませんし、バカでないと彼女を任命しません。
お遊戯会での役を振り当てるのではないのですから、こんな世間知らずで幼稚な女性に国の防衛の要を任すのは日本の恥です。
大日本帝国が幼稚園になりました。
その彼女、ジブチへ行くときのイデタチをバッシングされたことが堪えたのか随分痩せて見えました。


憲法改正推進本部長の森英介はほんとうに「悪い人」です。
無実を証明するDNA鑑定も出されていた久間三千年さんを死刑台に送りました。
何をそんなに急ぐことがあったのでしょうか。
また、小沢さんを潰すために西松建設事件をでっち上げ、大久保秘書を逮捕させたのもこの人物です。
安倍内閣は「ワルとクズ」のたまり場です。
(船田元さんは失意の中にいるのでしょうが、それでよかったのですよ。)


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by michi-no-yuri | 2016-08-25 10:57 | Comments(0)

「靖国」はもう鎮まったでしょうか。

「靖国」はもう鎮まったでしょうか。
8月15日は、英霊にとっては怒髪天を突くような怒りと悲しみの日だったのではないかと思い、英霊と、尊崇と感謝を捧げると言う人々との間に横たわる目が眩むような落差にわたしは言葉を失います。

先日は、どんなに生きて帰りたかったでしょうと書きましたが、そのなかに、学問、芸術への憧憬と知識欲が遮断されたことに苦しんだ学徒兵がいました。

山崎雅弘さんがツイッターで

「吉田満「戦中派の死生観」を読んでいて、感情の揺らぎを抑えられなくなったのは、当時の学徒兵らが、「文字」や「本」に抱いた渇望についてのくだりだった。、、、夢の中で本が出てくる。手を伸ばしても届かない。無味乾燥な図書目録を美酒のように味わう。」

と書いて、本の中から次の部分を抜粋しておられます。

「その頃、学徒兵たちが最もしばしば見た夢は、くい物の夢ではなくて、本に関するものであったろう。よく訪ねたことのある古本屋の店先。何かにせかされるように本棚に目を走らす。背文字が次々と流れて目に入る。手を伸ばしてつかみたい本。無性に読書欲をそそられる本。しかし手を伸ばしてみると、不思議に手がとどかない。
焦りと落胆、、、、そこで目が醒める。夜毎に見る夢も、なかなか本を開いて活字に目がふれるところまではゆきつかない。そのずっと手前で果ててしまうのである。
もち論こんな他愛ない夢ではなく、読書への執着のありようを的確にとらえることの出来た学徒も、少数ながらいた。遺稿集『わがいのち月明に燃ゆ』を世に出した林尹夫は、その頃の日記に書いている。
本も読めず、無駄な時間の過ぎる今、ぼくのいちばん望むのは、家に帰り、ゆっくり話をし、本を読み、飯をゆっくりたべ、風呂のあと、すぐ寝る。そして自分で定めた目標にむかい、勉強することだ。」



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胸を打たれるのは、わたしがいま味わっているきのうに変わらぬ平凡な日常をかれらがどんなに夢に見ていたかということです。
朝起きて、新聞を取りにいき、ついでに朝顔に目をやって、ああ、きょうも咲いているなと感じるときの幸せを、かれらは味わうこともなく死んでいきました。
しかし、現代人もその幸せを知らないことでは変わりません。
只違うのは現代人がその幸せを求めていないことです。
朝がバタバタするのはしかたないとしても、夕方家に帰ってからも、家族でゆっくり話をしたりご飯を食べたりすることもなくなりました。
「ゆっくり」「ゆったり」できるのは、寝たきりになったときでしょうか。
しかし、そのときでも「ゆっくり」はできません。
早く死ねと言う人がいるからです。
いったい、人はなにをそんなに急いでいるのでしょう。

もう「靖国」は鎮まったでしょうか。
尊崇や感謝の念を捧げるまえに、
老いていく両親や妻子を残して死んでいった男たちの究極の無念を想像してみてほしい。
学問、芸術への焦がれるような憧憬が突然断たれることの苦しみを想像してみてほしい。
それでもなお国のために血を流せと言う人間をわたしは許さない。


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by michi-no-yuri | 2016-08-24 11:25 | Comments(0)

オリンピックが終わった。

漸くオリンピックが終わり、急に涼しくなったような感じがします。
しばらくは狂騒の余韻を引きずるのでしょうが、とりあえず、またいつもの日常が戻ってきたことが嬉しくてたまらない。
わたしは、「永遠」とは日常の中にあるものだと思っています。
だから、これほどにこころを充たしてくれるのだと思います。

会場に世界の首脳の顔が見られなかったのは、弾劾の対象になっていることで姿を見せなかったブラジルのルセフ大統領に遠慮したのでしょうか。
だから、次回のオリンピック開催国だからといってわが総理が出席することはなかったのです。
総理がパフォーマンスで恥を晒しているウラで、フクシマは放射能を吐き続け、沖縄の高江では、取材の地元新聞社の記者が暴力で排除されていました。
報道の自由がこうして国家権力の暴力で阻止されるとはどれだけ日本は独裁国家かということです。

総理とは別行動で、夫人の昭恵さんはハワイのパールハーバーの記念館を訪れ、花とお祈りを捧げたということです。
夫人の任務は「戦前回帰」の下心を隠すためであり、そのために総理や官邸から派遣されたのでしょう。 
昭恵さん、このところいい仕事をしますね。


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NHKが、オリンピックのメリットとして、国威発揚、国際的存在感、経済効果、都市開発、スポーツ文化の定着を挙げています。

わたしがもっとも嫌いな人種が、身内や知り合いの自慢をする人です。
ただ、偉い人を知っているというだけで、自分まで偉くなったように思い振る舞う人です。
はじめて話をしたとき、初っ端から甥っ子が有名な歌手だと言った女性や、初対面なのに、いきなり孫夫婦が高級住宅地に住んでいると言ったお年寄り。
つくづく、人間って自慢したい生きものなんだなと思って溜息が出ます。
わたしだって、その気になれば自慢できる人間もいるかもしれませんが、まったくそんなことは考えたこともありません。
それに、わたしが自慢したい人間がいるとしても、価値基準が世間とは真逆なので、正直自慢にもならないのです。

国威発揚だって、国際的存在感だって、身内の自慢をするのと同じで、メダリストという虎の威を借りて、どうだ!日本ってすごいだろうと言って自慢しているような感じで、わたしには耐えられません。
国威なんか要りません。なんでそんなものが必要ですか。
また、一握りの選手が涙ぐましい努力をした結果獲得した栄誉で、国の存在感を高めようというような浅ましい考えは止めてほしい。
政治家は国民が笑顔になるような、それによって輝くような国にすることが務めなのに、メダリストを利用して国威発揚とは情けないにもほどがある。


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工事費は当初3千億だったことが大問題になり、総理まででてきて大ナタを振るうようなことを言って2千億内の納ったとばかり思っていました。
ところが、森嘉朗さんが、今それが7千億になり、いずれ3倍の2兆になると言っていて吃驚しました。
メダルラッシュのいまだから、この機を逃さずに言ったのでしょうか。
マスコミもメダルラッシュで国民が興奮しているときに、それを問題にして水を差すようなことになるのを恐れたのかダンマリです。
舐められてもしかたのない国民です。
2兆円の投資を上回る経済効果があるとは到底思えません。
経済破綻しても「国威発揚」だということでしょう。

男子400メートルリレーで、選手たちがグランドに出る前揃っていざ出陣とばかりに刀を抜いて鞘に納めるジェスチャーをしたのですが、選手自身が思いついた他愛のないパフォーマンスだとしても、気になったのが、かれらもまた今の空気を敏感に感じ取っていることです。
日本に「サムライ精神」なんかありません。
無いのにそれをアピールするのは恥ずかしいことです。
それは日本が独立できる暁まで仕舞っておいてください。
それが無理なら、沖縄の独立のために戦ってからにしてください。
そのときなら、「サムライ」を名乗っても許されるでしょう。


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by michi-no-yuri | 2016-08-23 11:29 | Comments(2)