石破さんの記者会見での出馬表明や先ほどの時事放談での話を聞いていると、なんだか普通の日常が戻ってきたような懐かしささえ覚えます。
それほどにここ数年異質で異常な空気が日本を覆っていたのです。
ただ、やはり石破さんには総理とはまた違う怖さを感じます。
あの落ち着きと、内に溜まっているであろうマグマによって、改憲始めなんでもすんなり通してしまうのではないかという危機感です。
憲法9条は変えてはいけません。
自衛権だけで充分です。
安部総理もきのう出馬表明をしました。
自民党議員の7割が支持しているということですが、この人たちに限らず国民の方を向いて政治をしている議員はいないに等しい。
長崎の被爆者代表と面談しているときの総理の態度は、もう人間であることを止めたのかと思うほど酷いものでした。
いくらこらえ性の無い子どもでもあのような露骨な態度は取りません。
あきらかに、総理にとって被爆者は「あのような人」であり「敵」なのだということがよく分かります。
いつだったか、予算委員会の質疑中、総理はトイレに立ったのですが、用便後は中で身なりを整えて出てくるものなのに、総理は委員会室に入ってからもベルトに手をやりながらその続きをしたのです。
さらに、自分の席の前に来ると、指を絡めて腕を大きく上げ「ノビ」をしました。
閣僚席からは期せずして笑いが起きましたが、わたしはこれほど許せないと思ったことはありませんでした。
これほど国会を冒涜し国民を侮辱する行為もないと思いました。
しかし、いくらわたしがが許せないと思ってもどうなるものでもなく、ただいたずらに無力感だけが溜まっていくだけです。
それ以来、わたしは総理を見るたびにトイレの匂いを感じ鼻をつまみたくなりました。
愚かな支持者たちはそういう総理を見ても、豪放磊落とか器が大きいとか思うのでしょうね。
枝野さんの演説中も総理は隣の茂木さんと示し合せるようにニヤニヤ笑っていましたが、なにがおかしかったのですか。
自分たちがどれほど醜い姿を天下にさらしているか、恥を知る人間なら舌を噛み切って死にたくなるでしょう。
また、そのとき総理は「衆議院議員要覧」を見ていたのですが、もはや隠そうともしません。
わたしが総理を究極の「悪」だと思うのは、隠そうとしないどころかわざと見せつけるようにするところです。
枝野さんを侮辱するような態度をとるのは、それが自分の支持者に受けると思って媚を売っているのです。
これほどゲスい人間、わたしは見たことがありません。
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