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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

なにごとも美化はよくない。

通常国会が20日に召集されます。
もう質問して終わりという不毛の国会審議は見たくない。
総理が自分の都合で国会運営するという不法が罷り通っているのですから、野党も審議拒否くらいの対抗措置をなぜとらないのかと思います。
選挙後、野党からは何のメッセージも届きません。
選挙期間中だけでなく、毎日でも街頭に出て声を発してほしいと思っているのですが、総理の無法をなぜ見過ごせるのかと不思議です。
国会では、ぜひ、大阪地裁の裁判官を国会招致して、籠池さんが不当に長期拘留されている理由を問いただしてほしい。
立憲民主党としてはなにを措いてもしなければならないことです。

籠池夫婦の長男の佳茂さんが毎日血を吐くような思いで両親の釈放を訴えています。
とくに、氷点下が続く日に、暖房の無い独房にいる母親を思うと身を切られるような思いでしょう。
なぜ、野党はいっしょに拘置所前から釈放を訴えないのですか。


なにごとも美化はよくない。_c0243877_105255100.jpg


しかし、わたしは佳茂さんの両親にまったく非が無いような主張には首を傾げざるを得ないのです。
いまの両親が正しいのなら以前の両親は間違っていたのであり、それを感情に任せて全肯定してしまってはせっかくの説得力が削がれてしまうからです。
こういうときに冷静になるのは至難のことかと思いますが、だからこそ冷静さが求められるのではないでしょうか。

そのことと関連はありませんが、わたしは死んだ親を美化する人をいつも冷やかに見ていました。
死んだ親を美化するのは贖罪意識からきているのではないかと。
子どもは親の人生をほとんど知らず、関心を持つこともありません。
だから、親の死後、親について何も知らなかったことに愕然とするのではないでしょうか。
わたしは5人きょうだいの末っ子だったからか、母とのコミュニケーションをイチバン持っています。
生身の母を知っています。
長所とか欠点とかの区別(価値判断)をつけるのではなく、すべてが母なのです。
美化することは「愛」ではありません。
わたしの死後、子どもたちがわたしを美化することはないでしょう。
わたしが勝手にそう思っているだけかもしれませんが、会話は成立していると思っているからです。


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by michi-no-yuri | 2018-01-15 10:54 | Comments(0)
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