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谷間の百合

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二十二日 その一  アメリカにも韓国にもうんざりしているのです。

きのうコメントをくださったミルキーさまにはかねてからお聞きしたいと思っていたことがありました。
それはフランスの映画事情についてです。
過日、アラン.ドロンが引退したというニュースがありましたが、この数十年、スランスではどんな映画がつくられ、どんな男優さん、女優さんが人気なのかなど、さっぱり伝わってこないのです。
イタリアではどんな俳優さんが人気なのでしょう。
こないだもソフィア.ローレンの「ひまわり」を見ましたが、あの音楽の切ないメロディーがしばらく脳裏から離れませんでした。
映画はほとんどアメリカ、BSでは毎日何本もの韓国ドラマが放映されていますが、それ以外の国では映画もドラマもつくられていないのかと錯覚するほどです。
とくにヨーロッパですが、むかしは映画を通じてあれほど身近に感じていたフランスやイタリアが、旅行しない、できないわたしにはほんとうに遠い国になってしまいました。
もう20年以上前になぜか終了してしまったのですが、わたしはNHK年末の「海外秀作ドラマ」をほんとうに楽しみにしていました。
テレビドラマの中で、普段知ることがない北欧やスペイン、トルコなどの国を少しは垣間見ることが出来ました。
その国の文化、生活への疼くような好奇心が一瞬でも満たされたのです。


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先日、ふっと川喜多かし子さんや岩波ホール支配人の高野悦子さんの名まえが頭に浮かび、かの女らのおかげでどれだけいい映画を見ることができたかを思い出していました。
日本人にいい映画を見せてあげたいというかの女らの情熱にあらためて感動します。
とくに、ポーランドのアンジェイ.ワイダ監督の作品をみることができたのはわが人生の幸せでした。
かの女らに満腔の感謝を捧げたいと思います。

いまは安くて手っ取り早いものだけになりました。
もう、アメリカや韓国のものにはウンザリしているのです。

人に喜んでもらいたい、幸せになってほしいと思うのは本能のようなものだと思っているのですが、そうではないのでしょうか。
それどころか、国民にはもっと痛みに耐えてもらうと言う人までいます。
自分も苦しいのなら分かるのですが、そうではないのが悲しいではありませんか。
自分たちは貯め込むばかりで、国民には喜びも幸せも与えたくないと思っているような人間が政界、財界にたくさんいるのが悲しいではありませんか。


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by michi-no-yuri | 2017-11-22 10:12 | Comments(2)
Commented by ミルキー at 2017-11-24 07:30 x
2011年に公開された『最強のふたり』は、日本で最もヒットしたフランス映画だと聞いています。それ以外にも2001年公開の『アメリ』(アメリ・プーランの素晴らしい運命)は、 パリ・モンマルトルを舞台に、パリジャンの日常を描き、日本でも大ヒットをしました。2007年には、『エディットピアフ、愛の賛歌』が話題になりました。
『アメリ』の映画の影響を受けて、パリに旅行の際、映画の舞台となったモンマルトルのカフェに立ち寄ること人が多かった時期がありました。このような映画、ご覧になりましたか。
横浜市では、毎年、フランス映画際を行っているとのことです。昔ほどでは、ありませんが、フランス映画の文化は、まだ息をしています。日本にも僅かながら、紹介されていると思います。(今の若い日本人は、アランドロンという俳優を知らないようです。)
残念に思うのは、今のフランスの音楽(フレンチポップスやシャンソン)、小説文学で、傑作があるのですが、日本にまったく紹介されないことです。
Commented by michi-no-yuri at 2017-11-24 13:36
ミルキーさま

コメントありがとうございます。
「最後のふたり」は知りませんでした。
「アメリ」は聞いたことはありますが、、
パリジャンの日常を描いたものだということで、
ぜひ見たいと思いす。
(日常とか生活という言葉に弱いのです。)
僻地に住まいしネットでしか社会と繋がっていない毎日。
しかもネットでは政治向きのものばかり漁っているのですから。
文学も翻訳されていないのですね。
哲学が、サルトルやボーヴォワールで
止まっているとは思えません。
結局、求める人が少ないということかもしれませんね。
わたしも求めないで文句を言っていたわけです。
先日、映画は見たことはないのですが、
女優のダニエル.ダリューさんの死が報じられました。
100才ということですが、フランスの女優さんは
だいたい長生きですね。
生きることを愉しむことを知っているからかも。
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