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谷間の百合

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原爆を落とされてもオスプレイを飛ばされても怒らない日本国民。

オーストラリアでのオスプレイ墜落事故を受けて小野寺防衛大臣が出していた飛行自粛要請を米軍は無視し、「運用上必要」との意味の分からない理由で飛行を続行しました。
小野寺さんも、これで黙ってしまうしかないのでしょうね。
潰されたメンツはそのままで。
これが韓国なら、国民が黙っていなかったでしょう。
その韓国にたいして、アセアンの会合に出席のためフィリピンを訪れていた河野外相が、慰安婦合意の履行を要求しました。
韓国側は国民の大半が受け入れていないと答えたようですが、日本はそれも承知で履行を迫ったということで、つまり、韓国政府に、権力を行使してでも国民を黙らせよと言っているようなものです。
いつまで謝罪しろと言うのかとかもう謝罪するなと言う人がいたりしますが、そもそも謝罪に期限はありません。
いままでの日本政府が、誠実に紳士的に対応してきたことを安倍政権が紳士豹変の暴挙に出たことでどれだけ問題をこじらせる結果になったことかということです。
小泉元総理でさえ、慰安婦個人に謝罪と慰労の手紙を出しています。
歴史問題に最終的不可逆的な解決はありません。
人間の感情は人為でどうにかなるものではないからです。


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歌手の吉川晃司さんが、オバマ大統領が来ても日米地位協定はそのままだと言いました。
吉川家は祖父の代から原爆ドームの対岸で旅館業を営んでいたそうです。
吉川さんの怒りは当然です。
カダフィ大佐は広島を訪れたとき、日本人はなぜ怒らないのだと、悲しそうに吐き捨てるように言いました。
原爆を落とされても怒らない国民と、いつまでも謝罪を要求する韓国。
国民性の違いと言って片づけられる問題とも思えません。
日本人は、オバマ大統領がスピーチの冒頭で言ったように、原爆を「空から死神が舞い降りてきた」ように思っているのでしょうか。
スピーチの全文から感じるのは、原爆の碑文の文言「過ちは繰り返しません」に合わせるかのように、主語が巧妙にぼかされていることです。
「アメリカ」が「人類」に置き換えられていることです。

恨みを忘れるのはいいのです。
お互いに許し合い仲良くするのはスバラシイことです。
しかし、問題は吉川さんが言うように、なぜ日米地位協定はいつまでもそのままなのかということです。
なぜオスプレイの飛行自粛要請が無視されるのかということです。
それ以前に、アメリカのご機嫌をとるためにオスプレイを買ったことの非が問われなければなりません。
怒らない日本人が、韓国人の怒りを冷笑している図はあまり美しいものではありません。


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by michi-no-yuri | 2017-08-08 10:50 | Comments(0)
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