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谷間の百合

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五日 その二  「このままだと民族が絶滅する。」

川内博史さんのツイッターから。

8月15日が巡ってくる。終戦間際、昭和天皇は御前会議で、閣僚、軍部に対して「君らの報告は嘘ばかりだ。このままだと民族が絶滅する。そんなことはさせない。だから降伏する。」(迫水書記官長メモ要約)と述べたそうだ。
福田元総理が「このままだと国家が崩壊する」と述べたことは、とても重い。


天皇が戦前戦中、いかに孤独の戦いをしていたかを彷彿させるような言葉です。
いままで、わたしは、天皇を憎んだり、天皇制廃止を唱える人たちから、納得できる理由、論理を聞いたことがありません。
そういう人たちが言っていることは、すべて軍人や政治家が天皇を利用してやったことやデマに基づいたものばかりだからです。
戦争を遂行し310万もの犠牲者をだし、国土を荒廃させた責任の後始末は天皇一人が果たされたのです。
もし、あのとき、天皇の存在が無かったら日本はどうなっていたでしょう。
今も実質的に植民地のようなものですが、天皇にできることはそこまででした。
国民のいのちを最優先されたのだと思います。

早くに降伏していれば広島、長崎はなかったのにと言う人がいますが、終戦の詔勅を発表されるのも命がけだったではありませんか。
よく、天皇が、原爆投下を「やむを得ないこと」だと言われたことに怒り呆れる人がいますが、わたしは、その言葉に天皇の無念が凝縮しているように思います。
この言葉を思うと、戦った果ての、天皇の刃折れ矢尽きたあとの独白のようで、わたしは号泣したい気持ちになるのです。


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東京大空襲を指揮したルメイ準将に勲章が授与された件で、悪意で天皇が授与したように言い触らす人がいます。
授与を働きかけた人物として小泉純也(純一郎父)と源田実の名まえが上がっていますが、だれが推奨したとしても、天皇がサインしなければ受賞はなかったと言う人がいます。
だれがそんなバカを言っているのかと思ったら「wantonのブログ」でした。
天皇の立場をまったく分かっていない人間の妄言です。
天皇は、国会で承認されたことを拒否できません。
それは政治介入になるからです。
天皇はあくまで、どこまでも憲法に則ってしか行動できないし、またそれを順守しておられます。
「勳一等」の授与は、天皇が直接手渡すのが通例なのに、天皇はそれを拒むことで、精一杯の反対の意思を示されたのです。
政治は戦後でもこのように天皇を軽んじ私利私欲のために利用していたのです。

いま仮に、安倍政権が無謀な戦争に突入し先の大戦以上の結果になったとして、やはり、その責任を引き受けて後始末をされ国民を励まされるのが天皇だと思います。
ほかにだれがいます?


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by michi-no-yuri | 2017-08-05 12:04 | Comments(0)
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