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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

すべての情報は一面しか伝えない。

きょうの産経が一面トップと三面に、高江の移設工事での反対住民を取り上げています。
トップの見出しが「反対派の暴力常態化」で、三面の記事の締めくくりが「もう、どうにもとまらない―反対派の『闘争』は暴走の一途を辿っている」というものです。

物事を一面から見たらそうなるという見本のような記事ですが、しかし、それは世界で起きていることすべてに言えることです。
尖閣でも、わたしたちは中國の不法行為しか知らされないので、たとえ日本が不法行為を行なっていても分かりません。
当然と言えば当然なのですが、すべての情報は一面しか伝えないのです。
現象の一面しか知らされないせいで、わたしたちは簡単に洗脳や扇動に引っかかってしまうのです。

きのう、こういうツイッターを見たばかりでした。

産経新聞の記者が高江に取材に来たらしい。
「ご自分たちの違法行為についてどう思いますか?」だって。
「国側の違法行為は問わないんですか?」と聞き返すと
「国側も違法行為をしてるんですか?」と言ったらしい。
さすが絵に描いたような御用記者。



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社命で、反対運動の現場を取材してこいと言われ、沖縄の歴史も高江という場所についての知識も思いもなく、ぽっと来て機動隊側の話だけ聞いて記事にしているのです。
しかも、「杉本康士」という署名入りで。
もう、平家にあらずんばという気持ちで、なにもおそれるものがないから堂々としたもんです。
かれらは、基地反対を言えば反日で、アメリカに協力することが愛国だという「倒錯」を疑ったこともないのです。
「疑う」ということは、ほんとうに高度に知的な作業だということを痛感させられます。

自衛隊のヘリが高江に資材を運んだことを、自衛隊法違反だと指摘されて、稲田防衛大臣はシドロモドロでしたが、翁長知事との会談でも紋切型のことしか言えませんでした。
態度も表情も硬直して口を開けばシドロモドロになるのは、自分の無能を隠すのに必死だからでしょう。
戦争は魂の進化(深化)だと言いましたが、自衛隊がアメリカの傭兵部隊となって海外にでていくことも「魂の進化」に繋がるとでも思っているのでしょうか。
総理のオキニ(お気に入り)で米戦争屋のペットのくせに。

ところで、三宅洋平さんは、総理夫人が高江にはだれにも内緒で行ったということを信じているのですね。
わたしは信じませんが。


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by michi-no-yuri | 2016-09-26 11:19 | Comments(0)
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