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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

二十一日 その一  頭が悪くこころが曇っている人へ。 

孔徳秋水さんのツイッターをもとに書いたわたしの記事を酔生夢人さまが「びしっと言った」と書いておられるのですが、まったく「びしっ」と書けていないので、夢人さまのきのうの「昭和天皇が広島への原爆投下を許可したという愚説」という記事を転載して、わたしの記事を補完をさせていただきます。
ほんとに、頭が悪くてこころが曇っている人に対してエンドレスのもぐら叩きをしているようで空しいこと甚だしい。
どこかに、昭和天皇は戦争に反対していたと言うが、日本が勝つことを願っていたではないかと書いていた人がいてわたしは大きく脱力しました。
「アホか」と思いました。

尚、色を変えた部分はわたしが強調したいところです。


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「昭和天皇が広島への原爆投下を許可したという愚説」

wantonという阿呆の「天皇が広島に原爆を落とさせた」説について、けっこう賢そうな人たちまで尻馬に乗って騒いでいるので、私は少々呆れて、何か書こうかな、と思っていたが、「谷間の百合」さんがびしっと言っていたので、そちらを転載し、ついでにその発言中に出る孔徳秋水さんのツィートも転載しておく。
広島長崎への原爆投下は米国の「第二次大戦後の世界戦略」の布石であったことは衆目の一致するところだろう。ほとんどすべての事実が示す論理的帰結がそうだからだ。
どこに、わざわざ自国民の上に原爆を落とさせる君主がいる。そもそも、当時の日本は「天皇のもの」だったのである。自分の「財産」の上に原爆を落としてください、と言う人がいたら、キチガイである。昭和天皇はべつに平和主義者でも何でもなかったとは思うが、非常に賢い人だったことは多くの事実が示している。キチガイとは対極である。
広島への原爆投下が「国体護持」の条件だったという、何か明白な証拠があるのか。無いなら、それはゲスの勘繰りだろう。そもそも、wantonらの意見は、戦争そのものが天皇と欧米支配層の八百長だったという意見のようだが、昭和天皇が「真剣に」(というのも変かもしれないが)戦争をやり、戦争に勝ちたいと思っていたということを示す事実(証拠)が圧倒的だろう。
日本の戦略が愚劣であっても、それは軍部指導層の問題であり、昭和天皇が「負ける意思で」戦争をやった証拠などにはならない。

wantonが阿呆である(個人の感想ですwww)ことは以前の彼の馬鹿な記事で明白だと思っていたが、いまだに彼の読者がいるのが信じがたい。天皇(天皇制)嫌いが亢じて、天皇に泥を塗る発言なら何でも歓迎、では「しばき隊」やネトウヨと同レベルである。

言うまでもないが、私は昭和天皇の戦争責任問題などには自由な論議があるべきだと思うし、天皇を君主とする意味での天皇制には断固として反対する。しかし、皇室という比類の無い存在を消滅させる意見には与しないし、むしろ天皇という日本だけの特質を持つ稀有な存在を有意義に使うことで、民主主義の持つ根本的欠陥を補正できる可能性がある、と思っている。まあ、このあたりは何度も書いてきたことだ。

他者を傷つける、無根拠で悪質な発言をヘイトスピーチと言うなら、天皇へのヘイトスピーチだけは何を言っても許されると思うその心性は、ゲスの極みだと思う。「リビアの狂犬」カダフィが、実はリビアで立派な内政を行っていた名君であったと知られたのは、その死後である、ということを、無根拠な妄想や薄弱な論拠をもとに無責任なネット発言する人々は肝に銘じるべきだろう。井戸に投じられた毒は、たとえ少量でも、毒を投じたことに変わりはない。

(追記)明治維新もそうだが、日本の歴史の転回点で、天皇の存在をうまく利用したことで戦乱が回避ができたことが多い。これは一つの「知恵」とするべきはないか。そして、私はこの「知恵」をもっと有効なものにできないか、と提案しているのである。



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by michi-no-yuri | 2016-05-21 09:26 | Comments(0)
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