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谷間の百合

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十三日 その一  「希望はプーチン」大統領。

「希望はプーチン」で、そこにしか日本の希望はないと思っているわたしにとって、総理の目的や思惑はどうであれ、ロシアとの交渉の道が拓けたことは、実は飛び上がらんばかりに嬉しいことなのです。
わたしの以前の「希望はロシア」という記事にアクセスが絶えないのも、やはり、同じ思いの人が多いからなのでしょう。
しかし、歴史の流れや政治のベクトルは人の予想を超えたところにあり、個人の思惑など泡の如きものだと思って見ているしかないようです。
歴史にパラドクスはつきもののようです。
それでいつも思い出すのが、明治維新を成し遂げたのが、開国派ではなく攘夷派であり、かれらが今も日本の政治の中枢を握っていることです。
それが今の総理まで連綿と続いてきているのです。


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鈴木貴子さん(ムネオ娘)の質問主意書に、政府は共産党の暴力革命の方針は変わらず、いまも破防法の対象だと答えました。
また、政府の広報誌のような雑誌も、ここにきて共産党への攻撃を開始しましたし、神奈川県議会に至っては、共産党のちょっとしたミスを咎めて「成熟するまで」質問を禁じるという驚くべき決議をしました。
総理の訪ロに当たっては、鈴木宗男さんからのレクチャーがあったようですが、いつも共産主義への恐怖や偏見を口にしている総理が打算の上とはいえロシアへの傾斜を深めているというのも、政治というものの掴みどころの無さを示していて面白いと思います。
政治は個人の思想、信念、思惑などには一顧だにせず、独自のダイナミズムで動いているのだということでしょう。
総理もそのダイナミズムに巻き込まれて、結果、日本を救うことにならないとも限りません。
政治は結果ですから、怪我の功名とはいえ、そのときは大いに評価しましょう。
酔生夢人さまが言われるように、「政治は人間性ではなく、何をしたか」ですからね。

プーチン大統領が日中戦争を望むわけがなく、総理の思惑が外れるのは必定ですが、わたしはそこから新しい何かが生まれてくることに賭けたいと思います。
交渉が断絶することがないことを祈るばかりです。
どこまでも「希望はプーチン」です。


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by michi-no-yuri | 2016-05-13 11:06 | Comments(0)
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