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谷間の百合

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九日 その一  都知事は田舎者の代表か。

舛添都知事の豪華出張旅行が糾弾されています。
東京都はよほどお金があるのか、石原知事時代も度重なる大名旅行が話題になっていました。

わたしは舛添知事が会見で記者の質問に、「トップが二流のホテルに泊まるのは恥ずかしいでしょう」と答えているのを知って、他人のお金で見栄を張ってどうするの!と思いました。
こういうセンスにはもう付ける薬がありません。
産油国の王様や独裁国の首長ならともかく、一応先進国日本の都知事のこういう考えこそ恥ずかしいのです。
こういうのを田舎者思考というのです。
東大を出ていようが、フランスに留学していようが、田舎者は永遠に田舎者です。
(断るまでもなく、田舎者とは田舎に住んでいる人のことではありません。)


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二流の安宿に泊まれと言っているのではありません。
なぜ超一流から二流になるのですか。
その間に、条例で上限が決められている値段の範囲でいくらでもいいホテルがあるでしょう。
自分だけファーストクラスに乗り、自分だけ超一流ホテルのスィートルームに泊まって気分がいいですか。
ほんとに、お里が知れる人ですね。
(わたしなら、スィートルームに泊まったら落ち着かなくて一睡もできないでしょうね。さすが舛添さんは旅慣れておられる。)

国連の人権委員会で、アフリカの委員から日本の刑事司法は中世だと言われて日本の大使は逆上しましたが、舛添さんのような考え、体質もまた中世なのです。
それに、総理がその典型ですが、事実を指摘されて逆上するような人間に責任ある地位は務まりません。

都知事の大名旅行や国会や地方議員の視察に名を借りた観光旅行の実態が暴露されるたびに、日本の後進性を嫌というほど思い知らされます。
佐藤優さんが、国会議員(上級議員?)が外国に行くと、そこの日本大使館は、夜のお相手をする女性の世話まですると言っておられましたが、いまもそうでしょうか。
(日本に限ったことでもないかもしれませんが。)


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by michi-no-yuri | 2016-04-09 10:37 | Comments(2)
Commented by ミルキー at 2016-04-10 12:43 x
昔、あることがきっかけで、フランスの欧州議会議員(緑の党)の方にお会いして、お話する機会がありました。そのとき、随分、日本の政治家とは、違うと驚いたんです。
田舎の普通の家に住んで、周囲の農家の人と友人として親しくされ、どこにでもいる庶民でした。
しかし、その方の教養の深さ、知識の広さ、また人間性の温かさは、超一流でした。
日本の政治家も、見栄を張りたいなら、人間の中身で見栄を張ってほしいですよ。
拝金主義で、無知、無教養ほど、恥ずかしいことはありません。
Commented by michi-no-yuri at 2016-04-10 22:00
ミルキーさま
コメントありがとうございます。
日本の場合、教養はどうして身に付けるのでしょうね。
舛添さんは東大出ているし、知事にもなったのだから、自分では当然教養があると思っているでしょうが、残念ながら薬にしたくもありません。
教養は学歴ではありませんもの。
ほんと、ああいう感覚はやりきれません。

元妻である片山さつきさんは、引いてしまうくらい上昇志向と自己顕示欲の強い人ですが、当時、舛添さんとはそういうところで気が合ったのかもしれませんね。

家のことは女房に任せているというのが日本の多くの男の口癖のようになっていますが、それが男の不幸の始まりなのかもしれないなと最近考えるようになりました。
なぜなら、幸せは生活の中にあるものだと思うからです。
その生活を知らないまま、したがって本当の幸せも知らないまま一生を終るのでは、あまりにも哀れです。
教養というものも生活を通じて体得するものではないでしょうか。
人を思いやるというのが基本で、さらに、すべてを慈悲の目で見られるようになることが最高の教養ではないかと、、、
いま、世界一貧しいと言われている大統領が来日しています。
大統領の話に耳を傾けて、ほんとうの幸せとは何かを考えてほしいですね。
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