安全保障関連法が、二十九日0時をもって施行されました。
日米同盟の強化だとか米軍と強い連携が出来たとか言っていますが、要は、晴れて米軍の下請け部隊、傭兵になったということです。
どんな美辞麗句で飾ろうと、それ以外の何ものでもありません。
選挙を避けて、「駆けつけ警護」は秋に延期されましたが、これから自衛隊は、アメリカに言われたら二つ返事で、どこにでも出かけていくのです。
そこに、名誉や誇りはありません。
戦死しても隠されるかもしれません。
イラク派遣のときもそうでした。
日の丸が強調され、サマワの住民に歓迎されているような情報しか流れませんでしたが、事実はまったく違っていました。
フクシマと同じで、これからますます隠蔽が常態化するのでしょう。
トランプ候補が、在日米軍撤退に言及しただけで政府は動揺しました。
何から何までアメリカありき、米軍ありきで成り立っている日本ですから慌てふためくのも無理ありません。
もう、どうしていいのか分からなくなるのでしょう。
先日、BS朝日で「東京大空襲」の特番を見た後、指揮をとったルメイのことを調べたのですが、かれの叙勲に尽力したのが小泉純一郎の父純也であり、「過去は過去」として賛成したのが、総理の叔父であり当時の首相だった佐藤栄作ということで、みんな今に繋がる売国奴の系譜なのだなと、あらためて感慨を深くしました。
また、真珠湾攻撃で勇名を馳せた源田実がもっとも叙勲に奔走した理由として、米軍の上層部と自衛隊の上層部の間に、連帯感というか友情のようなものが存在していたと指摘する記事がありました。
恩讐を超えた関係を否定するものではありませんが、いまの蜜月関係を見ていると、それが度を越して、自分の国がどこか分からなくなっているのではないかと疑いたくなります。
どの世界でも、上は上同志で繋がっているということでしょうか。
われわれシモジモの人間は、かれらからはアリのような存在なのかもしれません。
ジンバブエのムガベ大統領が訪日しています。
きのうは、総理夫妻が主催する夕食会がありました。
独裁者で、野党とその支持者を弾圧したムガベのような人物しか、もう日本に来てくれる要人はいないのかもしれません。
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