人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

二十日 その一  似た者同士。 

総理と野田元総理の3年目の対決という前宣伝に、なにが対決だと思ってテレビも見ないようにしていたのですが、夕方のニュースでつい見てしまいました。
敵ながらあっぱれ、天下一品の弁論だと思いました。
いつも総理の薄っぺらな意味のない答弁にうんざりしていた国民もその弁舌に見とれ、聞き惚れたのではないでしょうか。
わたしは内心、人間性は別にしても、これは野党(一応)に有利に働くのではないかと思いました。
しかし、二人は実によく似ているのです。
平気で嘘をつけるところと、その嘘に自己陶酔するところはそっくりです。
総理は答弁を終えて席に戻るとき、チョロイもんだと言わんばかりにニヤッとするのですが、野田さんも自分の弁舌で同じことを思っているはずです。

それにしても、あの解散は何だったのでしょうか。
当時、自民党はTPP絶対反対だったのですが、野田総理は賛成だったそうです。
(この一点で、かれが何者か分かるでしょう)
そのための解散かと言われていたのですが、ふたを開けてみるとTPPではなく、定数削減というものでした。
消費税増税も隠されました。


二十日 その一  似た者同士。 _c0243877_103354100.jpg


野田元総理は総理にこう言ったそうです。
「解散をして私は約束を果たした」
解散そのものが目的だったと受け取れる発言です。
実際、真実はそういうことだったのではないでしょうか。
国民はまんまと騙されました。
なぜ、定数削減を自民党に約束させる必要があったのでしょう。
民主党がやればいいだけのことではありませんか。
野田元総理はご主人に言いつけられて、民主党を自民党に売ったのです。
それを偽装するための解散劇だったとはいえないでしょうか。
そして、元総理は二百名におよぶ党員を路頭に放り出したのです。
なぜ、民主党員は敗戦の責任を追及しなかったのでしょうね。
(同志をたくさん失ったと言っていたようですが、自ら切り捨てたのでしょう?)

野田元総理は総理に次のように言ったそうです。

「びっくりぽんだ。
国民に嘘をついた。
それに対する痛みも責任感も感じない。
満身の怒りを込めて抗議する。」


わたしに言われたわけではありませんが、この言葉、そっくりお返しします。
満身の怒りを込めて、お返しします。

(野田元総理が論戦を終えて退席しようとしたとき、自民党席から拍手が起きていましたが、これは通例のことですか。)


二十日 その一  似た者同士。 _c0243877_10342266.jpg










×
by michi-no-yuri | 2016-02-20 10:30 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 二十日 その二  社会は「お互... 「だれがなっても同じ」ではない。 >>