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谷間の百合

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七日 その二  「読んで下さい」(山本太郎オフィシャルブログより)

「年越し派遣村」のことを、いつのころからかマスコミが取り上げなくなっていました。
おそらく不景気なことを報道することを政府が嫌ったということでしょう。
年末、山本太郎さんが派遣村で皿洗いのお手伝いをしておられる映像を見たばかりですが、きのう、「読んでください」という長い記事をブログにUPされました。
こころがなければゼッタイに書けない文です。

仕事も家も家族も失ってホームレスになっている人はどれほどいるのでしょうか。
寒空の下、せめて暖かい布団にくるまって眠りたいというささやかな願いからも見放されている人々、そして、そういう境遇にいつ落ちてもおかしくない人々がたくさん控えている社会で、戦争のための予算は青天井です。
きのうは北の核実験で大騒ぎでしたが、総理は内心小躍りしていたのではないでしょうか。
(慰安婦合意もその伏線だったかも)

自民党が、乙武洋匡さんの擁立を検討しているそうです。
その理由が、なんと「子育て支援」に熱心だからだそうです。
先般「子育て支援」を打ち切ったばかりですが、乙武さんを立てることで、子育てに熱意を持っていると見せかければ支援打ち切りを誤魔化せるとでも思ったのでしょうか。

曽野綾子さんは、口を開けば日本ほど格差の無い社会はないのだと言われます。
現に、乞食はいないではないかと。
いまは「乞食」と言わないのだということが分かっておられないのです。
人生に何の未来も喜びもない非正規労働者のことは想像の外、理解の外なのです。
おそらく、仕事に喜びを持てないのは当人の心がけが悪いからだと言われるでしょうね。

非正規労働者は団結してほしいと思います。
そして、政府や経済界が恐れるような圧力団体になってほしい。
あんな連中に「いのち」を弄ばれることが悔しい。

以下に、「読んでください」の後半部分を抜粋して転載します。
(全文を読まれる人が多いことを願いつつ)


七日 その二  「読んで下さい」(山本太郎オフィシャルブログより)_c0243877_10543788.jpg


「生きているだけで精一杯が大勢の世の中で、

生きる希望も閉ざされた人々が大勢いる中で、この先の超高齢化社会を、

どう支えるつもりだろうか?

社会保障の切り捨てが加速している現在、介護や医療を受けられるのは、

先々、ある程度の財力がある人に絞られても不思議ではない。


切り捨ての未来しか想像できない国に希望も活力も生まれるはずはない。


少子化対策など、先送りにし続けた問題にフォーカスするどころか、

堂々と自己責任論に転嫁する無責任さ。



頑張らないなら、生産性がないなら、生きてる価値はない、

って社会に政治主導で進んでる。

「そんなのあたりまえじゃね?」

そう思うあなたに聞きたい。


これまであなたは何を生み出して、どの様に人様のお役にたって、

どれ位、国に貢献した?

その価値をどれ位の人々が認めている?

それ以外で、あなた自身が、自分は生きていても良いとした根拠は?



こんな馬鹿な質問には答えなくていい。

あなたは、存在するだけで価値がある。

この国を支え合い、社会を構成する重要な存在だ。


それを認めているのが憲法だ。

どんな人でも、人としての尊厳を失わず、

健康で文化的な最低限度の生活を憲法でも保障されている。


それを反故にして、切り捨てを続けているのが最大の問題。


本人の努力でのみ生活を改善するには限界がある。


状況が悪くならないうちに、助けの手を差し伸べられる、

制度が必要なはず。


それを考えないならば、政治が存在する理由や、

税金を払う意味はない。


支え合いの社会の為に税金は支払われ、それを采配する為に、

政治が存在しているのだから。」


「国は、弱い立場の人々に対しての切り捨てを加速させている。

第二次安倍政権以降の制度の変更だけを見ても、

それはハッキリしている。

政治は、あなたというコストを削減する為の施策に頭を巡らせている。


あなたが現在、数億円もの資産を持ち、

それらを海外に逃がす位の事が既に出来ているなら、

関係のない話かも知れない。


支援の現場に行って、

当事者の方々と話をする度に何人からも頂戴した言葉がある。


「安倍政権を倒してくれ」


不安定な生活で事実上選挙権をも奪われた人々が、安倍政権による、

社会保障の切り捨てや、この国に生きる人々を守る最後の防波堤である憲法の改悪に

怒りを感じている。


1%の人々の為の施策に汗を流す政治に抗う為に、

99%の人々の力を結集させるのが、今。


越冬闘争の現場で、決意を新たにした。


現政権よりも心ある政治集団に政権を交代させ、

有権者が政治家をコントロールし続ける。


行政がしっかりと人々の暮らしをフォローする体制を、

あなたも一緒に作っていく気概を持って欲しい。


でなければ、この国に生きる99%の人々にとって、

過酷な寒さと絶望に震える日は近いのかも知れない。」


(太字は「谷間の百合」による)


七日 その二  「読んで下さい」(山本太郎オフィシャルブログより)_c0243877_1055773.jpg










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by michi-no-yuri | 2016-01-07 11:04 | Comments(0)
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