曽野綾子さんが産経のコラムで驚くべきことを書いておられます。
「人を見る眼を持った上なら歓迎」というタイトルで、つまり、安倍総理には人を見る眼があると言っておられるようなのです。
「安倍内閣について、よくマスコミは悪意をもって「お友達内閣」と書く。
才能のない編集者や記者ほど出来あいのキャッチフレーズを使いたがるものだが、私は初めから「お友達内閣」がどうして悪いのだろうと思っていた。」
「総理は閣僚になる人の隠れた才能を見抜いていなくてはならない。
いざという時の攻め方と耐え方、私生活上の清廉潔白さ、表現力の豊かさなどの上で、何より賢さや徳の有無も問題になってくる。
それを知らずに閣僚に任命することはできない。
だから、お友達内閣であっても少しも悪いことではない。」
つまり、総理は高木大臣の下着泥棒という隠れた才能を見込んで大臣に起用したということです。
冗談で言っているのではありません。
独裁的、専横的な政治をしていこうというときには、できるだけ破廉恥な人間でないと大臣は務まらないからです。
清廉潔白で徳があるよう人間は「悪」に免疫がないので大臣は務まらないのです。
高木大臣は事実を否定することで「いざという時の耐え方」をさっそく実践してみせてくれました。
島尻あい子さんの開き直りも堂々としていました。
政治家に必須の素質なのでしょう。
馳文科大臣に義家副大臣の起用にも呆れました。
総理の周りはチンピラばかりです。
曽野さんは下着泥のニュースを知った上で書かれたのでしょうか。
それでなくても、あの顔ぶれを見たらとても「お友達内閣」でいいとは言えないはずです。
曽野さんには「お友達内閣」=独裁国家だという視点はないようです。
きのう、総理は大阪の知事、市長の自民党候補に推薦状を出していましたが、何を企んでいるのでしょうね。
(いま、ふと思ったのですが、高木大臣の醜聞が収拾できないときは、市長の任期が切れるのを待って橋下徹を復興大臣にするつもりかもしれないなと。)
その橋下市長が渡邊喜美さんに会うため名古屋に行って地下構内を歩いていましたが、裸の王さまならぬ、裸のチンピラが肩で風を切って歩いているようで、思わず目を背けました。
ケンカしたいだけの人間です。
できるだけ喧嘩は避けよう、丸く収めようとするのが日本人なのですが、日本人でないかれにはそれが分かりません。
喧嘩していないと自分が自分でなくなってしまうのでしょう。
総理が人を見る眼があるというのも一理あります。
自分と同類の人間を見る眼は確かだからです。
「安倍総理を褒める話はめったに読むことができない。
そんな「悪い総理」を総裁にいただく政党を、日本人の過半数の人が支持したことになり、それは国民に対する侮辱だと言える。」
こう言われるのがイチバン悔しく腹立たしく反論する気も起きない。
絶対に不正が行えないような選挙の仕組みを早急に考えてほしい。
それが実現しないと日本は終わってしまう、、、
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