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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

集団的自衛権とは、日本の主権をアメリカに委ねること。

きのう、沖縄で翁長知事と菅官房長官の会談の始まる2時間ほど前に、米軍ヘリが沖縄本島の東海上に墜落しました。

搭乗員6名の内二人が自衛隊員だったということに、何で自衛隊員が?と驚きました。

このことから窺えるのは、実態は国民の予想(予想をする人もいないでしょうが)を遙かに超えて、米軍と自衛隊の一体化が進んでいるということです。

しかも、それは対等な関係での一体化ではありません。

いわば、火付け盗賊の手下になるようなかたちの一体化です。

前日、国会では共産党の小池議員が、自衛隊の内部資料を示しながら(共産党はよく内部資料を入手しますね)安保法案の国会承認を前提にすでに自衛隊の活動方針が決められているとの爆弾発言をしました。

しかし、それはほぼ分かっていたのです。

宗主国アメリカの来期の防衛予算が安保法案を先取りして組まれていたからです。

驚天動地のことなのに、国会で紛糾するのはその時だけで、また、何事もなかったように次の議題に移っていくのです。

結局、磯崎補佐官の首一つとれませんでした。


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総理は日本の主権をアメリカに委ねたのです。

日本は主権国家ではありません。

「主権」の第一に、他国の意思に左右されず、自らの意思で国民及び領土を統治する権利とありますが、自衛隊が米軍と一体化することで、日本はその権利を放棄したのです。

ジョセフ・ナイだったと思いますが、沖縄の基地に拘らなくても、本土の自衛隊基地に米軍を分散配置すればいいと言ったのですが、それは日本を完全に米軍の指揮下におくということです。

集団的自衛権について自衛隊がウンともスンとも言わないはずです。

もう何十年も米軍に飼いならされて、魂も〇〇〇〇も抜かれてしまっているからです。

(カーチス・ルメイの叙勲にも自衛隊は積極的でした。)


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保守派が左翼を非難するとき、必ず「自虐史観」を持ち出します。

たしかに、それは否定できない事実です。

しかし、保守は左翼以上に自分たちが「自虐」であることに気付いていません。

主権をアメリカに委ねること以上の「自虐」はないのです。

そうまでして戦争したいのですか。

きのう知ったのですが、あの「国家の品格」を書いた藤原正彦さんは総理の支持者だそうですね。

呆れて言葉もありません。

自分の地位、立場、利権を守るためなら変節、裏切りも厭わないということですか。

そうでないと言うのなら、目が節穴か頭がおかしいのです。

「国家の品格」という言葉にまんまと引っかかったわたしがバカでした。


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by michi-no-yuri | 2015-08-13 10:56 | Comments(0)
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