鳩山元総理がテレビ番組で、「最低でも県外と言ったが、県外ではなく国外に求めるしか回答はない」と言われたそうですが、わたしは最初から国外と言っておられたら問題がこれほど拗れることはなかったのではないかと思いました。
県外を主張されていた鳩山さんですが、その後岡本行夫さんなどから「抑止力論」を吹き込まれて辺野古を容認されたという経緯があります。
しかし、退任されてから自分の判断の誤りを認め、沖縄に行って県民に謝罪されました。
人間は誤まるものです。
その誤りに気が付く人はほとんどいないのですが、謝罪する人はさらに稀有な存在です。
いかに、鳩山さんが稀有な人かということです。
しかし、米軍基地のことで、なんで沖縄の人がこれほど苦しみ、政府が右往左往、東奔西走しなければならないのか不思議に思います。
これほど日本が独立国でないことを象徴する事象もないではありませんか。
なぜ、基地縮小の声がどこからも上がらないのでしょう。
縮小どころか、反対しても反対してもオスプレイは増えていき、ついに日本の安全保障はアメリカの指揮下に入りました。
この日本列島に132カ所の米軍基地があるそうです。
ハッキリ言って、日本は占領下にあるということです。
日本を守るためではなく、占領しているのです。
こんな状態で、よく「誇りある国」だとか「スバラシイ国」だと言えるもんだと呆れます。
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