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谷間の百合

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十六日 その二  第二次大戦一年前の状況。

デンマークのテロは、(デンマーク首相がテロだと断言しました)あまりにも露骨な工作のように見えました。

犯人は最初一度だけアラブ系だと報道されましたが、それ以後はデンマーク生まれで一貫していたようです。

名前がなんと、「オマル・フセイン」!

表現の自由についての討論会場とシナゴーグが狙われたことがすべてを語っているではありませんか。

すぐ脳裏に浮かぶのが、ドイツがポーランドに侵攻して始まった第二次大戦のちょうど一年前にドイツ各地で吹き荒れた「反ユダヤ主義暴動」です。

ナチス突撃隊員がユダヤ人の商店やシナゴーグを襲撃した「水晶の夜」事件です。

(割られて路上に散らばったガラスが月明かりでキラキラ輝いたことから「水晶の夜」と言われています。)

ここから始まって、ヨーロッパ全域に広がっていった凄まじい暴力と殺戮は、収容所における非人間的な所業以上の恐怖だったと思います。

なぜなら、人々は突然、日常から引きずり出され、権力を与えられた野獣の中に投げ込まれ、言語に絶する暴力にさらされたからです。

(そのときの映像には身の毛がよだちます。)

また、歴史が繰り返されようとしています。

先日はアウシュビッツで解放70年の記念式典があり、二度と差別や憎悪を繰り返してはいけないと誓ったばかりでした。

「誓い」のなんと虚しいことでしょう。

もう、戦争は止められないのでしょうか。


十六日 その二  第二次大戦一年前の状況。_c0243877_12592714.jpg










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by michi-no-yuri | 2015-02-16 13:00 | Comments(0)
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