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谷間の百合

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象が流した涙。 (九日 その二)

インド 50年にわたる「拷問」から解放されたゾウが涙を流す

インドゾウの「ラジ」は、50年間「スパイク足かせ」を履かされ、
足に深刻な傷を負っていた。「ラジ」は、膝をついて座ったり、所
有者からの殴打や屈辱に耐えなくてはならなかった。その「ラジ」
の足かせが外され、自由になったとき、「ラジ」の目から涙がこぼ
れたという。

インドのウッタルプラデシュで50年にわたって「奴隷状態」に置か
れていた「ラジ」は、野生動物の救済活動を行っている慈善団体
の活動家グループによって救われた。The DailyMail紙が伝えた。

「ラジ」はわずかな「報酬」を貰うために、毎日通行人の前に跪か
なければならなかった。「ラジ」は、紙やプラスチック、また観光客
が与えたものなどを食べて生きながらえていた。

The DailyMail紙によると、50年にわたる「拷問」から解放された
とき、「ラジ」は感謝の涙を流したという。


「スパイク足枷」とは、鉄の輪っかの内側にスパイク(クギ)がついていて、少しでも動くと肉に食い込むような仕掛けのことです。

そんな必要がどこにあったのでしょう。

たえず痛苦を与えることで従わせていたということでしょうか。

これを読んだとき、わたしは号泣しましたが、いまも涙が迸り出ます。

生きとし生けるものの苦痛に鈍感にならないでほしい。

それでなくても、この世は苦しみに満ちているというのに。

ラジに、、
象が流した涙。 (九日 その二)_c0243877_13525953.jpg










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by michi-no-yuri | 2014-07-09 13:58 | Comments(1)
Commented by 菜の花 at 2014-07-11 16:06 x
タイ語の勉強で上野動物園の『象の花子』の物語を読んだことがあります。
教えているタイ人の先生も、習っている私たちもみんな泣きながら読んで、戦争の犠牲になった花子や多くの動物たちに思いを寄せたことを思い出しました。

ラジさんが救われて本当に良かったです。
穏やかで平和な余生が送れることを祈ります。
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