新聞によると、少子高齢化に伴って激減する労働力人口の穴埋め策として、今後毎年20万人の移民受け入れの本格的検討に入ったということです。
今後何年という期限が設定されていないところを見ると、先日も新聞紙上に、今世紀中に1000万人の移民が必要だろうという有識者の意見が載っていたことなどから類推すると大体その数字が想定されているのだろうと思います。
わたしは、一般論としての「移民」については、その是非の論拠を持たないのですが、今回、政府が推進しようとしている移民受け入れに対しては、ぜったいに承認することができません。
なぜなら、少子化も移民受け入れも既定路線だったと思うからです。
「移民ありき」だと思うからです。
わたしは、歴代の少子化担当大臣を国会によんで、少子化対策として何をしたかを証言させてほしいと思っています。
せいぜいが、待機児童の問題を浮上させたくらいです。
少子化担当大臣のほとんどがあまり政治経験のない女性だったことからも、政府のヤル気のなさが分かるのではありませんか。
非正規を増やしたのは、その先に「移民受け入れ」の思惑があったからです。
それがIMFからの要請だったのではありませんか。
(またしても竹中平蔵の脂身のような顔が浮かびました)
非正規を増やすことと同時進行で単純労働者を大量に受け入れるということは、安価な労働力(奴隷)を確保するためです。
TPPは難航していますが、いずれ日本の経済は多国籍企業が牛耳ることになる、そのときを見据えて大量の奴隷を準備しなければけないということでしょうか。
だれでも少子化、少子化と言い、それは子どもを産まないからだ、産まないのは経済上の不安があるからだということまでは思うのでしょうが、少子化が既定路線だということに気が付く人はあまりいません。
フランスや、最近ではロシアでも出生率が上がってきたということですが、それは単純に出産や子どもへの手厚い補助があるからだということです。
経済大国の日本になぜそれができないのでしょう。
原発に莫大な建設費を投入できても、保育所の問題一つ解決できないのが不思議でなりません。
やはり、そこに「故意による放置」があるような気がするのです。
移民受け入れを急ぐのは、ごく近い将来、日本人のいのちが大量に失われることが予想されるからかもしれません。
×