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谷間の百合

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日本人の美意識

きょうも「酔生夢人のブログ」から。

元ネタは井口和基さんのブログからのもので
「論理的言語(民族)と情緒的言語(民族)」ということで、岡潔の宇宙の本質は情緒であるというところから民族性の違いを検証しているものです。

わたしは岡潔の本ばかり読んでいた時期があり、その要旨というかエッセンスは自身の血肉になっていると思っています。

以前にも書いたことですが、岡潔が生まれた町でわたしは育っています。

その町はとても狭いエリアで、もしかしたら、わが家は岡潔が生まれた場所の上に建っていたのではないかと思うくらいです。

また、小説の読めないわたしが唯一読んだのが稲垣足穂ですが、足穂もわたしの生まれたところからごくごく近いところで生まれています。

それ以外には、「雪国」だけ読んだ川端康成の出生地も一丁と離れていません。。

わたしはホロスコープで見てもらったことがあるのですが、ホロスコープは生まれた場所と時間で観ます。

生まれた場所と時間が重要な意味を持っているということです。

わたしが岡潔を読んだのも、小説が読めないのに足穂に夢中になったのもそういうところから謎が解けそうに思ったりします。

(岡潔の出生地を知ったのは最近のことです)


日本人の美意識_c0243877_11154770.jpg


外国人に日本人の情緒はなかなか理解できないということですが、

善悪の問題ではなく、日本人ならそういうことはしないだろう、ゼッタイできないだろうということは厳然としてあります。

それだけ日本人が特殊だということでもありますが、だから、日本人でない人の言動は一目瞭然なのです。

また、日本人の美意識は、たとえば満開のさくらよりもつぼみや散ったあとの状態にこころを惹かれるということのようですが、

それはあくまで日本文化の神髄を言ったもので、実際はそうでもないことが多く目につきます。

下の写真は自分でもよく分からないのですが、なんか気になって撮りました。

まさに、柿の葉はあらかた散って、実が五個ほど枝に残っているだけです。

わたし的には前景の倉庫もなくてはならないものですが、なぜなのかは分かりません。

(ちょっとUPをためらった写真ですが自分では気に入っています)


日本人の美意識_c0243877_1243935.jpg










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by michi-no-yuri | 2013-10-23 11:24 | Comments(2)
Commented by まつ at 2013-10-24 10:39 x
こんにちわ。写真に柿の木がうつっていますが、私は柿が好きです。日系人のおばちゃんたちは、妙に干し柿が大好きで、こちらではあまり手に入りません。アジア系のお店であってもすごく高かったり。手ずくりという手もありますが、その場合渋柿でなくてはならないとのことでなかなかむずかしいです。私は柔らかくなった柿を夕方まだ明るいうちにお風呂に入りながら食べるのが子供の頃好きだったのですが、母には怒られました。w これも情緒?かな?
Commented by michi-no-yuri at 2013-10-24 13:32
まつ様
アメリカにも柿の木があるのかお訊きしたいと思っていました。
いろんな映画を思い出しても柿の木があったような記憶がありません。
この時期、どこもかしこも柿で、柿の木を避けて写真を撮ることは
できないのですが、でも柿の木って絵になるのですよね。

わたしも、むかしは大嫌いだったつるし柿が最近は好きになりました。
(ボテボテしたのは嫌だけど)
わが家にもあります。
苗木を買うとき、八年もかかるのかと思って迷いましたが、
あっという間でした。
六年くらいですが、木は小さくても、実を三十個ほどつけました。
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