安倍総理の原発視察の際のものものしい防護服姿が世界に少なからぬ衝撃を与えたようです。
オリンピックのプレゼンで胸を張って汚染水問題を「アンダーコントロール」と言ったこととの落差にショックと不信が広がったのでしょう。
ところで、そのとき、総理が胸につけていた名札の字が間違っていたことを自民党議員が問題にしたとサンケイが伝えています。
「この間違いがすべてを表している」と、東電の体質を非難しているのですが、こういうのを諺で何と言うかはポスト米英時代様に譲るとして、ほとんどの人が呆れて開いた口が塞がらないのではないでしょうか。
わたしはこういうことに目くじら立てる人間が嫌いです。
安部だろうが阿部だろうがいいではありませんか。
総理を見間違う人はいないのですから。
安倍総理も気付いて自ら名札を外したということですが、こういうときこそジョークで笑い飛ばし、「ノープロブレム」と言えばよかったのではありませんか。
「俺を誰だと思っている!」と口にはださなくても、それが顔に出ている男性がよくいます。
男性の嫌いなところのワーストスリーに入るくらい嫌な面です。
また、「自分をナニサマだと思っている?!」というセリフもよく耳にします。
別々の人間が言っているようにみええますが、これはコインのウラオモテの関係で、どちらも根っこは同じ権威主義者です。
現に権威主義者でないわたしはそのどちらの感情ももったことはありません。
間違いを怒った自民党議員も国民に向かっては「俺をだれだと思っている!」という顔はできないのでフラストレーションが溜まっていたのかもしれません。
そこまで東電を批判するなら、後を引き継いだ政府はさぞや鮮やかな対応をみせてくれるのかという期待は爪のあかほどもありません。
東電以上に隠蔽と嘘で世界を騙すことになるのは目に見えています。
わたしも個人名を書くときは注意しますが、イチバン神経を使うのは名もなき人の名前です。
わたしも含め、その人を特定するのは名前だけという名もなき人の名前を間違ってはいけないと思うからです。
総理の名を間違えてなにか支障がありますか。
マドモアゼル愛様など、やっと最近になって「安倍」になりましたが、ず~っと「阿部」でした。
だからといってそれを安倍総理だと分からない人はいないのです。
写真の草花はきのう犬の散歩のおりに摘んできたものですが
ゆりと山ぶどうくらいは知っていますが、わたしはほんとうに草花の名を知りません。
人間社会においては名前は必要ですが、草花はただそこに咲いているだけでいい。
木や花や草も名前があろうがなかろうが気にしていません。
人間の都合で一応名前が付いているのです。
×