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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

「小沢一郎がすべてを語った」から。

「サンデー毎日」で、小沢一郎さんのインタビュー記事「小沢一郎がすべてを語った。」を読み、やはりTPPについて言っておられることに注目しました。

「日米構造協議の延長です。『ここはいいが、ここはダメだ』と、サシ(1対1)で米国とやれるの?いま参加したら米国の言う通りになりますよ。関税障壁を取り払うこと自体はいいが、米国の本当の目的は農業じゃない。医療、郵便貯金、金融など、もっと金額の大きい分野を狙っているのです。日本が本当に米国とサシでやれるなら、何も怖いことはない。」
「嫌われても恨まれても、やるべきことはやらなきゃならない。僕は何回も(対米交渉)をやってきた。やり口は知っています。話し合いはなんぼでも可能です。論理の通ることは認めざるを得ないからですよ。何度も言いますが、日本人は論理で主張することがまったくヘタなんです。」


ここで言っておられる、日本が論理的な話ができないということは国家にとって致命的なことだと思います。
論理的でないということは、何も考えていないということに等しいからです。
そして、これが、日本が在日に浸食された要因でもあるのです。

実は「根っからの悪人はいない?」の続きで書こうと思っていたことの一つがこのことでした。
殺人犯である著者の父親は在日一世(母は日本人)で、いわゆるジャパニーズドリームを成し遂げた人物だということです。かれは、地元でも有名な暴力金融のパイオニアで、前科20犯の凶暴な人間だったと著者は書いています。
その凶暴な父親は倫理的に問題はあっても自分にとっては「日中は燃えさかる太陽の炎の如く、夜は私に進路を教え導く星座のような存在」であり、父親が死んだ後も、また自分の罪を悔悟した後も、父親への尊敬は変わらないのです。
(父親は子どもの前で、人の耳を引きちぎったということですが、著者は耳を千切るときはビリッという音がすると書いていますが、その行為自体には特に感想がないようです)

しかし、きょう書きたいことはそのことではありません。(父子関係については後日書きたいと思います。)
わたしがもっとも注目したのは、かれが弁護士や鑑定士などを引き付けていく頭の良さです。
つまり、論理性です。
論理的であれば、おのずと言葉は力を持ちます。

わたしはこのことが、かれらが強く、日本人が弱い原因ではないかと思いました。
たとえば、島田紳助、辛坊治朗(わたしはこの人の番組は一切見ません。)女性では、遥洋子さん(自身で、父親は在日だと言っています)に顕著なのですが、頭の回転が早く、喋りは立て板に水、そして、特筆したいのがその畳み掛けるような喋り方です。
畳み掛けるように喋るということは、相手を屈服させたいというかれらの本能的な欲求なのです。

こういうかれらの特性が、日本の社会でどんどん頭角をあらわす原動力になり、暴力性に怯えながらも日本人が引き付けられていった原因ではないでしょうか。

以前、在日のキンキローという犯罪者が、刑務所内で自由に行動でき、望むものは何でも与えられたということを書いたことがありますが、それもかれの言葉に有無を言わせない力があったからでしょう。

日本人は大体喋りが下手です。
とても立て板に水とはいきません。(わたしは家族からも何を言っているのか分からないと言われています。)
原因は、相手を傷つけてはいけないとか、相手にどう思われるだろうとか考えてしまうからだと思いますが、よく言えば思いやりがあるということですが、どうでしょうか。

しかし、かれらには相手に勝つか負けるかしかないようです。
上か下かの世界のようです。

小沢さんは、「論理」で主張すれば向こうも納得せざるを得ないのだと言っておられます。この「論理」は、日本人が好んで言うところの、「筋を通す」ということとはまた違うようです。「筋」には情的なものが大部分を占めていて、外国では理解され難いのではないでしょうか。

とても、安倍首相に「論理」があるとは思えません。さらに、身体的理由から声に明晰さも迫力もありません。
絶望的です。。。









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by michi-no-yuri | 2013-02-15 14:32 | Comments(0)
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