安倍総理がTPPを断念というか先送りにしたというニュースを聞いたとき、ではそれに代わる貢物は何になるのだろうと思ってこころが落ち着きませんでした。
やはり、集団的自衛権のみならず、憲法改正が視野に入っているようですね。
(さらに、50兆円の米国債の購入というニュースもあります。)
もう、道筋はできているのでしょう。
TPPは自民党内にも反対が多いが、憲法改正では纏まるという自信があるのでしょう。
自民、公明、維新、みんなの党も賛成するでしょうから、一気呵成にやるのかもしれません。(そのために、自ら、わざわざ大阪まで出向いてチンピラ市長に会ったということ?)
原発、TPP、消費税、どれをとっても最重要課題であることに変わりはないのですが、個人的にもっとも堪え難い思いがするのが集団的自衛権の行使です。
これで、日本はTPPに参加するまでもなく、完全にアメリカの支配下に入るのです。
シビリアン・コントロールは形骸化し、無化します。戦前でいうところの統帥権はアメリカに移譲されます。
日本は自衛権さえ失うのです。
怒りというよりかなしみが込み上げてきます。全身から涙が染み出るようです。
海兵隊だけでなく、空軍も、沖縄並びに日本国内にオスプレイの配備を計画していることをアメリカが認めました。
こういうニュースを聞いても、日本人はもう何も感じなくなっているようです。それどころか、守ってもらっているのだと感謝する人さえ多く存在します。
きょうのサンケイのトップは「中国、戦争準備せよ」「解放軍指示」でした。
軍が新年にあたり、戦争の準備をせよと訓辞するのは平常のことなのに、あたかも中国が臨戦態勢にあるように思わせて国民を煽るために、何でも利用するのです。
しかし、こちら側(アメリカと日本の戦争屋)は、明らかに戦争をしようとしています。
先日、トヨタはじめ自動車メーカーが、暴動前の生産体制に戻すと言っていましたが、大丈夫なのでしょうか。
安倍総理が、企業は日本に留まるように言っていたことを、企業のトップは聞きましたか。呑気に構えていませんか。
鳩山元総理が、中国から招かれてきょう訪中されます。
中国が、鳩山さんを平和の使者として招聘したことに込められたメッセージをどうか無視したり見誤らないようにしてほしい! 中国は戦争を望んでいないのです。
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