処分せずに残っている本に「水晶の夜」があります。
ある殺人事件がきっかけになって、ドイツ各地で吹き荒れた反ユダヤ主義の暴動です。
ユダヤのシナゴーグを初め、商店や工場の夥しい窓ガラスが割られ、そのガラスが月明かりにキラキラ輝いたことから「水晶の夜」(クリスタルナハト)と呼ばれるようになりました。
(詳しくはウイキで読んでほしい。読んで何かを感じてほしい!)
以前、テレビでちらっと見た、おばあさんが髪の毛を掴まれて地面を引きずり回されたり、ブラウスを引きちぎられて胸も露わになった女性が群衆のなかを追い立てられていた映像はおそらくその時のものではなかったかと思います。
これが、ナチスによるホロコーストの序曲になりました。
日本も同じ様相を呈してきたようです。
ニュースで報じられることはありませんが、
皇道派右翼と称する一団が、安倍総理誕生を祝した街宣で、在日を追い出せ、在日を殺せと扇動していたということです。
また、選挙前の秋葉原では、日の丸を林立させ、安倍総理誕生を祈念するエールの雄叫びをあげていた集団がいたそうです。
この二つの行動は明らかに連動しているのです。
半島勢力の陽動作戦です。
在日が在日を追い出せと言うはずがないと思わせるのが「かれら」の狙いです。
日本を混乱させて、その混乱に乗じて一気に国民の意識をもう戦争しかないというところまでもっていくのが、「かれら」に与えられたミッションです。
またそれが安倍晋三に与えられたミッションでもあります。
あの狼狽したような目とたじろいだような様子は、その歴史的な役目について、さすがに良心が恐怖を覚えているのではないかとわたしは推察しています。
ここに、安倍親衛隊が呱々の声をあげました。
かれらは、関東連合とさして変わらないような集団です。
日本版「水晶の夜」のために用意された組織なのかもしれません。
ナチスはこの暴動を「煮えたぎる民族精神の正当な蜂起」だと言って正当化しましたが、
親衛隊に包囲され、支持という名の監視と生来の優柔不断さによって、かれもそう言わざるを得なくなるでしょう。
在日を追い出せ、殺せ、というような言論を決して許してはいけません。
「かれら」の姦計のウラをかいて、いまこそ、かれらと友好な関係を結びましょう。
どんなときにも冷静さを保つことをこころがけましょう。
歴史は繰り返します。
当たり前です。人間は変わらないからです。進歩なんかしないからです。
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