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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

十一月十三日 その二、「崖っぷち社長」のツィッターより。

で、その解散がらみであのTPPのことが浮上してきていると。これはむちゃくちゃアヤシイ。ちょっと考えてみりゃわかることだが、本当にTPPなんぞをやりたけりゃ、慎太郎がやってるみたいに「政策なんて些細なことだ!」とスローガン並べ、ヤバい連中を勝たせてからしれっとやると思わん

言いたくはないが、TPPに関しては、すでに交渉参加表明がされている状態にある。日本がそれに参加するかどうか、アメリカほかでグタグタやってるので、事実上そういうことになるだろう。それなら、例のACTAのごとく、隠れてこっそりやれば、連中の目的は達成できる気がするんだけどね。

念のために言っておくが、以下はおいらたちTPP反対派に安心してもらおうって話じゃないよ。ただ、もしかしたらTPPですら当て馬なんじゃないか、さもなきゃ、TPPなんぞやってる場合じゃないなにかが起こされるんじゃないかって、そんな気すらしてくるわけよ。

で、若干カルトな方向に行くとだな、みなさんお忘れの「2012年終末」みたいなのが来月21日から23日あたりに到来なんだよねw これは2013年に延期とかw いろんな話はあるわけだが、その頃に選挙なんて話もあるよねw まあ、さすがにそれは関係ないと思うがw

気になるのは、オバマ再選で再開された金融危機煽りのほうかな。前にも書いたけど、世界経済をどん底に突き落とす準備はすでに整っていて、どっかの誰かがスイッチ押せば、いつでもぶちかませる状態になってることだけは間違いない。問題はそれがいつなのかって話でね

以前から、オバマはアメリカの破産管財人になるんじゃないかって話があるんだよね。破産もなにも、本来、通貨発行権持ってる国家がそんな状態になるわけがないのだが、国家と通貨発行権の分離が最も著しく、トップが暗殺されるほどアンタッチャブルになってるのがアメリカだからね

いまの金融世界ってのは、本来なら国家権力に属しているはずの通貨発行権とそのコントロールによって、その国家の財政はもちろんのこと、一般人の生活も含めたすべての経済が牛耳られているというわけ。そういう視点で考えると、国家の隆盛なんてのも、実は幻だってことがわかるはずなんだよね。

アメリカはそもそも建国当時から、そういう連中の「都合」によってスーパーパワーを持たされた国家モドキに過ぎない。それまでトップだったイギリスを中心とした欧州が沈んだわけではないどころか、アメリカのオーナーは欧州にいたのだからな。まあ、それが本当のオーナーかどうかはわからんが

もとを正せば、中国にしたって、共産党を作って育て、好きなように操っていたのは、同様の金融勢力だったわけだ。で、連中の息のかかったヤツらが、人権がどうこう、民主主義がどうこうって工作もやってる。ついでに言えば、あの国を貧しくしたのも、その後に経済成長させたのも同じ連中なのだ。

先日、ヒラリーのばああが「中国は20年後に最貧国になる!」「国家のトップがカネ持って逃げてる!」なんて抜かしたって話だが、そもそも、アメリカにしたって、オーナーが好きなように国家や国民から富の収奪してんだし、その手先のひとりがヒラリーだ。どの口が言うかって話だろよ

なにが言いたいかって、国家という概念がどうであるかって話はとりあえずおいといて、政治にしろ経済にしろ、もはや国家単位で考えても答えは出ないってことだ。外交問題も国家間の問題を装ったものでしかないし、内政問題にしたって本当に内政だけの話であることはほぼ皆無と。

日本においては、そのへんがあからさまになってきたのって、小渕総理が亡くなったあたり、いわゆる清和会政治が始まった頃からだろうか。でもって、菅と野田のふたりに至っては、丸見えどころか隠すことすらしない(できない?w

いいかげんやりすぎというか、アホにやらせて墓穴を掘ったとアッチの連中も思ってるかもなあ。「民主党2009マニフェスト」のようなことはできないのだと、徹底的に刷り込もうと必死だし、実際にそれに引っかかってる人も結構いるから、狙ってやってないとは言い切れないんだけどね

連中の次の作戦は、マスコミが橋下や慎太郎なんかを持ち上げてるように、ヒロイズム煽って、首をすげ替えてってことなのかと思いきや、いきなり解散の煽りが強まり、おまけにさっきも書いたようにTPPの争点化を、マスコミが喧伝し始めたというわけだ。気味が悪いとしか言いようが

間違いなく言えることは、マスコミ連中が言うところの第三極(小沢、亀井、鈴木宗男系を除いたカスども)だが、これを本当に勝たせるつもりなら、年末から年始の解散総選挙って流れはありえないわな。

でもって、TPP争点化による民主党とマスコミが言うところの第三極が合流するという話だが、そういうシナリオ書いてるヤツがいるとすれば相当のアホとしか言いようがない。TPPが持ちだされて選挙になったら民主は確実に崩壊するし、そもそも民主に乗っかって自滅するバカもそういないはずだ。


そうなると、流れは自公の復権ってことになるわけだけど、ここでTPPの争点化を持ち出したら、ごまかしてこっそり賛成作戦も取りづらいだろね。もとより、ISD条項の問題や、すでに交渉の余地がないことは自民が突っ込んでた話だ。 http://t.co/4FBkRt8r

つまり、この時期にTPP争点の解散総選挙という話が出てきたってことは、民主党崩壊が進むだけでなく、TPP自体が暗礁に乗り上げる可能性が高いように思えるんだよね。それで安心していいってことではないが、いったいなにが起こってるんだろうと不思議に思うわけだ。

ついでだけど、まずこれはありえないと思うが、自民が主張するように、本当に年内に選挙が行われたら、政党助成金の絡みとかも考えると、民主党にとってものすごく不利に働くわけだ。それでいながら、まだ年内に間に合うタイミングで民主党から解散の話がって、恐ろしく不気味だよ

なんというか、野田が逃げたくなるようななんかがあるんじゃないか、さもなければ、即刻解散カード切るようにバックから要求されているのではないか、なんてうがった見方もしてしまうわけなんだけどねえ。この件、見たまんまではないような気がするな。あくまでも感覚だけどね。

まだこういうバカ抜かしてるのがいるのか。 https://t.co/gILxEiYZ 利権の敵は非利権じゃなくて、べつのもうひとつの利権だっての。つーか、貿易自由化のメリットで、なんで農協の話になる? 貿易や経済そのもののメリットはねえのかよ?w

おいらも現在の農協がいいとはまったく思ってないけど、それなら日本の内政問題として農協改革やら農協解体をすりゃいいことで、まったく話が違う。まったく関係のない話を持ち出して議論になるかっての。

「TPP=貿易自由化=農業問題」ってのも大ウソだ。TPPで問題になるのは「国家主権」なのだからな。農業ひとつの問題ではない。1兆歩譲って農業だけの問題としても、食料ってのは国家にとって最も重要な政策のひとつだ。まやかしのキレイ事並べて壊国進めるこいつらに議員の資格も資質もない。


ところで、経済評論家みたいな連中に、TPPを必死に推しているヤツらが多いわけだが、いまさらこんなアホなこと抜かしてるらしいぜ。そんなことは何年も前からわかってるよw「日本の景気「化けの皮が剥れた」 エコノミストの多くが「後退期に」」 http://t.co/orIQug0E

一部のまともな人たちを除けば、経済なんとかなんて肩書きのつく連中や団体の言うことは、なんのアテにもならんどころか、まったく逆と思ったほうがいい。経団連の言うとおりに政権やってたら経済がメチャクチャになってるようにねw ちょっと考えればわかることだw










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by michi-no-yuri | 2012-11-13 10:55 | Comments(0)
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