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谷間の百合

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亀井静香さん。。。

ひとりぼっちの亀井静香さんはこれからどうされるのでしょう。

≪「オレが国民のため、日本のためにオールジャパンでやろうと言った時には断っておきながら、今になって何サマのつもりだ。アンタが今やろうとしていることは、国民のためじゃない。それこそ我欲じゃないか。政治家というのは、国民のために己を殺すものだ。アンタは間違っている。オレは合流しないぞ」≫

≪「コイツ始まったなと思った。すぐ石原に電話して、「昨日決めたことを、翌日にひっくり返すのはどういうことだ。去年から、あんたが『この日本を命懸けでやり直す』と言うから、俺も一緒に命を捨ててやろうと思っていたのに。だったらお前ひとりで死ね!」と言って電話を切った。≫



「情の人」である亀井静香さんは、長い付き合いから生じた腐れ縁も悪縁も「縁」だ思って石原慎太郎と行動を共にしようと思われたのでしょう。
その石原慎太郎が言った「命を捨てても」という言葉は亀井さんにとっては重いものだったのです。石原慎太郎の性格や言動がどうのこうのではなく、亀井さんはあくまで言葉を信じようとされたのではないでしょうか。武士に二言はないということです。
亀井さんは言質をとったと思われたのでしょうが、相手は言質をとられた、つまり約束したとは露思っていなくて、こころにもないことを出まかせでいったに過ぎなかったということです。。

言葉は重いものです。言葉を信じなくて何を信じろというのでしょう。

オールジャパンを呼びかけられた亀井さんのこころを踏みにじっておきながら、今になって、小異を捨てて大同団結をと言ってもついていく人はいません。
亀井さんは、石原は可哀そうなことになる、と言われたそうですが、言葉を軽んじた罰がブーメランとなってその身に返ってくるということを言っておられるのだと思いました。

真偽のほどは分かりませんが、小沢さんも石原新党と組んでもいいと言っておられるのだとか。小沢さんも亀井さんも国のために自分を、あるいは小異を捨てようとされているのに、そのこころが分からずに私利私欲しか考えないのが石原慎太郎です。はたして、かれは小沢さんと握手ができるでしょうか。案外ケロッとしてそれができる人間かもしれないと思うのは、それが私利私欲で動く人間の行動パターンのような気がするからです。
橋下さんも、いずれは小沢さんに拾ってもらって教育してもらえば、少しはまともな人間になれるかもしれません。


亀井さんのような「情」と「信義」を重んじる人が孤立してしまうのが、いまの日本です。
不正を糺したら痴漢にされてしまうのが、いまの日本です。

イタリアでは、地震予知を誤った学者に実刑が下されましたが、日本では、総理大臣が国民に嘘をついてもいいそうです。
嘘、言い逃れ、隠蔽、不正、不義が行われても、罪に問われないのが、いまの日本です。
国を私物化し、ある日突然職を放り投げても許されてしまうのが、いまの日本です。

罪に問われるのは、小さな窃盗(その多くは生活が苦しくて)や痴漢、セクハラです。
教師が同僚女性の下着を盗んだことが事件として大々的に全国ニュースで流れ、全国紙で報じられることを異様とも思わない日本。そんなくだらない不快な事件は内々で処理してくださいよと言いたくなります。子どもが見ているのですから。

現に、容疑者(犯人)が警察に捕らわれているのに、別人の顔写真が公開されても、当の警察が沈黙していることの異様さ、不可解さ。
なぜ、マスコミは警察に抗議しないのですか。
なぜ、写真を要求しないのですか。
なぜ、兵庫県警か尼崎警察は記者会見を行わないのですか。

思うだに、怒りが込み上げ、こころが悲鳴をあげるのは、人間の命や尊厳が虫ケラのように扱われていることの苦痛です。政府が国民の命を何とも思っていないのとシンクロするような事件です。









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by michi-no-yuri | 2012-11-02 17:06 | Comments(0)
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