きのうは用があって奈良へ行っていました。
雨のなか、傘を差して歩いていると、上の観光ポスターが目に止まりました。
あまりの可愛さに、しばし、立ち止まって見ていました。
そのうち、どうしても、このポスターが欲しくなりました。
ちょっと距離がありましたが、駅の観光案内所に行きました。
「あのポスターが欲しいのですが」と言うと、あれは非売品だとにべもない返事。
諦めきれず、独り言のように「欲しいのになあ」とかわいく呟いてみたのですが、駄目なものは駄目でした。
それで、貼ってあったポスターを撮ってきたというわけです。
帰って調べてみると、外にも何人かブログに貼っておられました。
子鹿の可愛さに夢中だったので、「ヤバイほど好きよ。」というキャッチコピーを認識したのは帰宅してからでした。
センスがいいと評判だったということですが、わたしには分かりませんでした。
あまりいいようには思えませんでした。
このコピーの横に小さい字で(。。。と大伴坂上朗女が詠まれました)とあります。
その大伴坂上朗女のうたはこれです。
「恋ひ恋ひて、逢えるときだに愛おしく言尽くしてよ長くと思わば」
この「うた」を現代のコピーライターは「ヤバイほど好きよ。」と表現したのです。
わたしもコピーを考えてみようかなと闘志が湧いてきました。
可愛い子鹿にも似合うようなコピーを。
このポスターを紹介したいだけの記事でした。
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