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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

真の女性の出番です。

ある年の一年間に、国や公共機関の所長や課長といわれる3人の女性から、人を人とも思わない、傍若無人というか暴力的な対応を受けたことがあります。とても言葉にできない信じられないような応対に、やはり、女性が社会進出して地位を得るということはよくないことなのかと思ったものでした。

しかし、最近、森ゆうこさんや「みどりの風」という会派を立ち上げた四人の女性を見て、そういう見方が間違いであることに気が付きました。
いま、ほんとうに、「生活」と「生命」を守る女性が出てきたのです。
この国難に当って、いままで眠っていた女性の真の底力が沸々と湧き起ってきたという感触です。

冒頭の女性たち、そして、国の仕事に関わる上級の国家公務員の女性たち、あるいは自民党などに籍をおく女性たちの多くは、男性社会の、つまり男性の論理のなかで生きてきて頭角を現した人たちだと言ってもいいのではないでしょうか。だから、彼女らは、
男性と同じ視点でしか世のなかを見ていないのです。

男性は本質的、本能的に生活や生命を守るようにはできていません。男性が守りたいことの優先順位の上位を占めるのは、地位、体面、世間体、名誉欲などではありませんか。

わたしは、女性について、フェミニズムについて、本を読んだり、考えたりしたことは皆無です。わたしの関心は、常に、愛憎相半ばするw男性に向けられていて、同性にこころを向けたことがほとんどありませんでした。
だから、何も知らないままに言うのですが、フェミニズムには、どこまで行っても対立があり、女性の自立を謳いながら、男性を強く意識し敵視することで、真の自立が阻害されてきた面があったのではないかと思えてなりませんでした。

ところが、いま、前記の女性たちとはまったく違う女性が出現したのです。男性を意識しない、つまり、男性に依存したり、男性を対立するものとして捉えたりしない、自然体としての女性です。
いうまでもなく、こういう女性が出現してきたのは、女性が本能的に感じる危機感によるものです。男性には任せておけないという危機感です。
それが、女性をして、生活と生命を守らなければならないという女性本来の役割に目覚めさせたのだと思います。

「福島の女は鬼になる」というスローガンを見て、わたしは衝撃を受けましたが、
福島の悲劇、福島の慟哭を他人事のように、再稼働が始まりました。
故郷を失うということを想像することもできない、人間のこころのない、権益と自己保全にひた走る亡者たちによって再稼働が始まりました。

政府や東電のおエライ人たちも人の子の親だから、と思うのは間違っています。かれらは、男性が守りたいものの上位にくる地位や体面の方が、家族への愛情よりも大切なのです。

男性社会で、男性の論理で生きてきた女性たちの退場がこれから始まるのではないでしょうか。というか、そう願っています。
先ほど本屋さんの前を通ったら、自民党再生の秘策?は小池百合子総理だという文字が目に飛び込んできました。カンベンしてほしい!真っ先に退場してほしい人ではありませんか。










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by michi-no-yuri | 2012-07-20 15:16 | Comments(0)
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