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谷間の百合

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わたしたちの涙で雪だるまが溶けた。

「わたしたちの涙で雪だるまが溶けた」
これはチェルノブイリで被災した子どもたちの作文や日記を収めて上梓された本ですが、
本屋さんに注文したらすでに絶版になっていました。
しかし、このタイトルと同じサイトで読むことができます。

ここに書かれていることは、あまりにも衝撃的でわたしは言葉にすることができません。
とくに、子どもたちがモルヒネを必要とするほどの痛みに堪えながらも
「母親たちは、私たち以上に苦しんでいる」
「母が私を見ているときの苦しみようは、とても表現できない」
と書いていることに、わたしはからだが打ち震えるほどの悲しみを感じないではいられませんでした。
子どもたちは親を苦しませたくないと枕に顔を埋め、静かに涙を流しながら痛みに堪えていたのです。
こんな子どもの姿を正視できますか?
堪えられますか?
山下俊一さん、堪えられますか?

原発事故時の重大な判断ミスや隠蔽が次々と白日の下に曝されたとき、
お上の指示に従うことをイチバンの価値に据えておられた山下俊一さんはどうされますか。
おそらく、自分はお上の指示に従ったまでだと言われるのでしょうね。

そんな山下さんに全幅の信頼を寄せて安全安心を唱えておられる副島隆彦さんはどうされますか。
山下さんはクリスチャンで清廉潔白な人格者だからその学説は正しいのですか。
もしそうなら、その浅薄な人間観に驚かざるを得ません。
歴史をみるまでもなく、清廉潔白で正義感の強い人格者が殺人者だったという例はいくらでもあるのではありませんか。

人格者でなんかなくてもいいのです。
飲んだくれのグータラ人間でもいいのです。
子どもの涙に、人生最大の悲しみを感じられる人間の方がよっぽどいい!!



















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by michi-no-yuri | 2012-03-11 09:21 | Comments(0)
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