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谷間の百合

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緩慢なる殺人。

ナチス礼賛を高言して憚らない高須克弥院長が、テレビでドゥテルテ大統領を擁護する発言をしたらしい。
かれがどういう魂胆でドゥテルテ大統領を擁護しているかは一目瞭然です。
障害者初めとする社会的弱者や、現政権に反対するものをドゥテルテ大統領のやり方で抹殺してほしいという願望です。

確かに、ドゥテルテ大統領のしていることは民主主義や人権の否定であり、とんでもないことです。
しかし、わたしは、それがフィリピンという国であり、ドゥテルテ大統領のやり方なのだと思うしかないと思っています。
救国のためにはそうするしかないという究極の選択であり、高須院長の願望とは真逆の動機から出ているものだと思います。
どれだけフィリピンという国が麻薬に蝕まれていたかをわたしたちは知りません。
民主主義の手続きを踏んでいけば、百年どころか千年河清を俟つような話なのかもしれません。
かれは「自分が大統領になるまで、この国における麻薬がどれほど深刻か分かっていなかった」と語り、取り締まりについては、「虫の入った缶」を開けたようだったということですから、日本人の想像を超える世界だったようです。


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民主主義の立場からかれを批判するのは簡単です。
しかし、翻ってわが国をみるとき、日本はどういう状態でしょう。
日本政府はあのような野蛮で原始的なやり方で国民を殺しませんが、現在進行形で何の罪もない老若男女が殺されていっているとはいえないでしょうか。
高線量の故郷への帰還を奨励するのは殺人の幇助に等しいことではありませんか。
同じく、非正規を増やし、生きるに生きられない奴隷の身分に貶めていることは、緩慢な殺人ではないのでしょうか。
ドゥテルテ大統領は、戦争をしたがっているアメリカから独立し、自国を破壊するいかなる戦争にも加わらないと言いましたが、その戦争をしたがっているアメリカに嬉々として従い、戦争のできる国にした日本政府と、どちらがいい国かは言うまでもないでしょう。

民主主義が根付いたと思っていたのは幻想でした。
民主主義は、悪や不正と戦ってはじめてその資格を得るのではないでしょうか。
日本はそうではなかったばかりか、悪や不正がいま猖獗を極めています。
もしかしたら、フィリピンの方が先に民主主義の資格を獲るかもしれません。

いままで、上が腐れば下も腐るのは止むを得ないと思ってきました。
しかし、いまは、上はもう腐るに任せよう、国民が覚醒してしっかりすれば、国まで腐ることはないだろうと思うようになりました。
根っこさえ腐らなければ、、、希望はある。
甘いことは分かっていますが、希望だけは持ちたい。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-29 10:58 | Comments(0)

イラクと北朝鮮の違い。

きょうの「正論」は「救う会」の西岡力で、「拉致問題は新たな段階に入った」と書いていますが、本心からそう思って書いているのかと疑問に思います。
制裁を強化することで向こうが折れてくると、十年一日同じことを言っているのですが、わたしにはもう詐欺師の手口にしかみえません。
先日、17日の「国民集会」では次のような決議文を読み上げたそうです。

「拉致被害者救出は人命のかかった緊急課題である。自国民保護は政府の当然の責務であり、核問題での国際連携強化を進めつつも北朝鮮からの被害者帰国を先行して実現しなければならない。
―被害者が彼の地で祖国の助けを待っている以上、私たちは負けるわけにはいかない。」


負けるわけにはいかないと言っていることに、かれらの本心が出ています。
つまり、メンツの問題になっていて、こちらから折れるわけにはいかないと言っているのです。
それでよく緊急課題だと言えるものです。
北朝鮮はメンツの国だと言いながら、日本までメンツに拘ってどうするのですか。

山本太郎さんが言うように「対話できる相手としてのポジション作りができる、今がチャンスではないだろうか」などという考えは想像もしないのです。
こころがないからです。


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しかし、政府も拉致議連も救う会も制裁以外になにもできないのです。
拉致はアメリカ(ユダ金)マターだから、日本は手も足も口も出せないのです。
ルビコンを渡る勇気を持たない限りその状態がこれからも続きます。

無いことは分かっていたのに、大量破壊兵器があると言ってアメリカはイラクに侵攻しました。
しかるに、北朝鮮は核ミサイルまで作ってしまっているのに、国連もアメリカも口先で非難するだけで放置です。
なぜ、そんな北朝鮮が温存されているかを考えてみてほしい。
東アジア、とくに日本を半永久的に支配するためのツールとしてなくてはならない存在だからではありませんか。
オバマ大統領はシリアのアサド大統領の退陣を要求しています。
なぜ、そんなことを言う権限があるのか、ホントに不思議です。
独裁者だというのが理由なら、なぜ史上最強の独裁者である金正恩を放置するのでしょうか。

拉致問題で、頭も精神もガチガチのお役人が何べん行っても1ミリも進展しません。
総理か全権大使が行って差しで話し合わない限り。
ルビコンを渡れ!


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# by michi-no-yuri | 2016-09-28 11:34 | Comments(0)

二十七日 その二  いっしょにルビコン川を渡ってほしい。

臨時国会での総理のパフォーマンスに、異様なものを感じた人がたくさんいたことで、まだ日本に良識や正気があったとほっとするとともに、わたしは尋常ならざる怒りを総理に感じていました。
自衛隊をアメリカの傭兵の身分に貶めておいて、敬意を表そうと言える総理にほんとうに吐き気がしました。
自衛隊員から「名誉」を奪っておいて言えることか!と。
総理は自衛隊や警察という暴力装置を、自身の権力固めのために私物化しているのです。
権力者はそれで権力を誇示し、権力の座を不動のものにしたいのです。
北の将軍様に憧れているとしか思えません。
自衛隊だけでなく警察も合わせて言ったのは、多分、高江の機動隊員へのエールだったのだろうと思います。
総理は日本を警察国家にしようとしています。
というか、すでにそうなっています。
法律なんかあってなきがごとくです。


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来月、ドゥテルテ大統領が訪日しますが、総理にとっていい話はないでしょう。
かれはロシアのメドベージェフ首相に
「私は米国との関係でルビコン川を渡ろうとしているが、あなた方の助けが必要だ。」
と言ったそうです。
さらに、前政権時に合意していた南シナ海での米比合同哨戒活動に参加しないのは
「(米国が)戦争したがっているからであり、フィリピンは自国を破壊するいかなる戦争にも加わらない。」
と強調したということです。
なんだか涙がでてきます。

かれは、麻薬犯罪人を無暗に殺すばかりの人間ではなく、自分もいのちを捨ててかかっているのではありませんか。
いのちを賭けないと言えないことです。
(日本では、選挙の時だけいのちを賭けると言う人がいますが、、)

ドゥテルテ大統領は日本がアメリカの属国だということをよく知っているでしょうから、総理に、いっしょにルビコンを渡ろうではないかと言ってくれないかなと、わたしは淡い夢を見ます。
もし、そういうことになったら、一挙にアメリカは終わり世界が変わります。
しかし、フィリピンはロシアと中国に助けを求めましたが、総理はその中露の間に楔を打とうという邪悪で幼稚な考えに憑りつかれているのです。
アメリカは「戦争をしたがっている」(させたがっている)
日本は自国を破壊するいかなる戦争にも加わらない。
日本国民がこんな言葉を聞くことは永遠にない?


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# by michi-no-yuri | 2016-09-27 11:12 | Comments(0)

二十七日 その一  「北朝鮮に関する決議に反対する理由」(山本太郎のオフィシャルブログより)

山本太郎さんの記事「北朝鮮に関する決議に反対する理由」に、わたしは全面的に同感です。
なぜ、被害者家族や「救う会」が制裁を強化することに賛成されるのかわたしは理解できません。
制裁を強化すれば、北は根をあげて折れてくるとでも思うのでしょうか。
いまのままでは、子どもをとり戻すことよりも北への憎しみが勝っていると思われてもしかたありません。
ほんとうに理解できません。

北は話の通じる国ではないというのは、対話を尽くしてから言ってください。
いままでがそうだったとは言わせません。
対話なんかしていないのだから。


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核実験や、ミサイル発射実験は時代遅れ。

東電原発事故の収束方法も解らず、

汚染水も海に希釈して垂れ流し、 誤魔化し続ける国が言えた話ではないかもしれない。

が、核実験やミサイルを飛ばされるのは、

ハッキリ言って近所迷惑だ、やめて頂きたい。

なので、5度目の核実験に対する抗議決議、 という発想には賛成する。

では何故、棄権したのか。

決議文にあるこの一文だ。

「我が国が独自の制裁を徹底するとともに、

新たな制裁を含め北朝鮮への圧力を強化すべきである」

非常に勇ましい言葉だが、いくつか心配になる。

「独自の制裁を徹底し、新たな制裁を含めて強化する」事と、

拉致被害者の奪還は両立するだろうか?

「独自の制裁を徹底し、新たな制裁を含めて強化する」事は

彼の国が暴発する危険性が増加するのではないだろうか?

暴発してもしなくても、結果、

拉致被害者の奪還まで遠のく、ではないだろうか?

暴発した際、ターゲットになり得るのは、彼らが思うところの、

多数の米軍基地が存在する米帝の属国日本ではないか?

そして、

「独自の制裁を徹底するとともに、新たな制裁を含めた北朝鮮への 圧力を加える」

と勇ましく吠える、日本ではないか?

「座して死を待つなら!」など、より勇ましい声も聞こえてきそう だが、

冷静に考えてみよう。

8月3日の北朝鮮のミサイル発射。

秋田県男鹿半島沖、約250kmの日本の排他的経済水域に落下。

日本側がミサイル発射を知ったのは落下後、またはその寸前。

ミサイルの飛来に気づけなかった。

防衛省の釈明は、「事前の通告がなかった」

相手国からの「今から撃ち込みますので、お気をつけ下さい」や、

「今回は移動式の発射台を使用するのでシクヨロです」

などの事前の情報提供がなければ成り立たない、

ミサイル防衛システムだと言うことが、ハッキリした。

脆弱なミサイル防衛システムと、

日本列島を取り囲むように原子力施設が多数存在する国防上の弱味 を考えれば、

アプローチを変える必要があるのではないだろうか?

緊張が高まれば高まるほど、安全保障に際限ない出費が許される。

暴発してくれれば、一部の産業は美味しい思いができるだろう。

勇ましい雰囲気は時には心地良いモノだし、

勇ましい事を言いたい気持ちもわかる。言えば気持ちいいし。

でもそこをグッと堪えて、大人の立ち回りをしなきゃ、

暴発されて面倒な事に巻き込まれるのは、日本に生きる人々ですか ら。

核問題も、拉致問題も、解決を望むなら、 対話を尽くす以外に道があるのだろうか。

少なくとも、世界が制裁を強化する方向の中、

対話できる相手としてポジション作りができる、 今がチャンスではないだろうか。

ご近所さんをまとめるリーダーに、 日本はなるべきではないだろうか?



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# by michi-no-yuri | 2016-09-27 10:27 | Comments(0)

すべての情報は一面しか伝えない。

きょうの産経が一面トップと三面に、高江の移設工事での反対住民を取り上げています。
トップの見出しが「反対派の暴力常態化」で、三面の記事の締めくくりが「もう、どうにもとまらない―反対派の『闘争』は暴走の一途を辿っている」というものです。

物事を一面から見たらそうなるという見本のような記事ですが、しかし、それは世界で起きていることすべてに言えることです。
尖閣でも、わたしたちは中國の不法行為しか知らされないので、たとえ日本が不法行為を行なっていても分かりません。
当然と言えば当然なのですが、すべての情報は一面しか伝えないのです。
現象の一面しか知らされないせいで、わたしたちは簡単に洗脳や扇動に引っかかってしまうのです。

きのう、こういうツイッターを見たばかりでした。

産経新聞の記者が高江に取材に来たらしい。
「ご自分たちの違法行為についてどう思いますか?」だって。
「国側の違法行為は問わないんですか?」と聞き返すと
「国側も違法行為をしてるんですか?」と言ったらしい。
さすが絵に描いたような御用記者。



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社命で、反対運動の現場を取材してこいと言われ、沖縄の歴史も高江という場所についての知識も思いもなく、ぽっと来て機動隊側の話だけ聞いて記事にしているのです。
しかも、「杉本康士」という署名入りで。
もう、平家にあらずんばという気持ちで、なにもおそれるものがないから堂々としたもんです。
かれらは、基地反対を言えば反日で、アメリカに協力することが愛国だという「倒錯」を疑ったこともないのです。
「疑う」ということは、ほんとうに高度に知的な作業だということを痛感させられます。

自衛隊のヘリが高江に資材を運んだことを、自衛隊法違反だと指摘されて、稲田防衛大臣はシドロモドロでしたが、翁長知事との会談でも紋切型のことしか言えませんでした。
態度も表情も硬直して口を開けばシドロモドロになるのは、自分の無能を隠すのに必死だからでしょう。
戦争は魂の進化(深化)だと言いましたが、自衛隊がアメリカの傭兵部隊となって海外にでていくことも「魂の進化」に繋がるとでも思っているのでしょうか。
総理のオキニ(お気に入り)で米戦争屋のペットのくせに。

ところで、三宅洋平さんは、総理夫人が高江にはだれにも内緒で行ったということを信じているのですね。
わたしは信じませんが。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-26 11:19 | Comments(0)

山本太郎を突き動かすもの。

山本太郎さんと三宅洋平さんのことを書いたあと、いろいろ考えることがありました。
「反戦な家づくり」の山岸飛鳥さんは
「三宅洋平が提起した問題はひとことで言うと『敵vs味方』という対立軸の否定」
であり、圧倒的多数の日本人がその感覚を持っていないと指摘しておられます。
しかし、わたしは基本的に山本太郎さんも同じではないだろうかと思いました。
なぜなら、山本太郎さんから、偏見、敵意、嫌悪、憎悪を感じることがないからです。
太郎さんの行動の原点にあるのは、プーチン大統領が、身近な近しい人を愛することがいちばん大事なことであり、それ以外に大事なことはないという言葉の奥にある「愛の思想」ではないかと思いました。
家族がもっとも近しい者ですが、太郎さんにはそれと同じように日本や日本人も身近な存在だったのではないでしょうか。
敵、味方ではなく、愛する者を侮辱したり苦しめる者への怒り、そういう悪や不正から愛する者を守りたいという情熱。
しかし、三宅さんには、その辺のところが茫洋としていて、とらえどころがないように感じます。
話せば分かる、人間同士なのだからと思っているのだとしたら、話しても分からないという経験をたくさん積んでほしい。
そして、そのあとどうするかということです。


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三宅さんを咎めることも切ることもしなかった太郎さんは、さすがだと思いました。
人間は経験し、反省して自ら変わっていくしかないのです。

きょうの新聞の広告に、ウルグァイの世界一貧しい大統領といわれているホセ.ムヒカの本があり、広告文に次のような大統領の言葉が引用されていました。
「幸せとは人生を愛し、憎まないこと、でも、そのためには大義が必要で、情熱を傾ける何かが必要です。」

政治に無関心なのは、もしかしたら、人生への愛が不足しているから?
嫉妬や偏見や敵意に捉われているから?

人生を愛し、家族や友人を愛し、日本を愛し、それを阻害するものへの怒りが大義であり情熱となって山本太郎を突き動かしているのではないでしょうか。
愛の問題なのです。

洋平さん、そういうことです。
だから、戦わなければいけないのです。
話せば分かるは、幻想だと思っていい。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-25 10:21 | Comments(2)

また支持率が上がる!?

総理は国連総会で演説し、投資セミナーや近代美術館でスピーチし、キューバでは革命の闘士カストロに会うという八面六臂の活躍で、それらの映像によって、また帰国後の世論調査では支持率がアップするのだろうなと思うと憂鬱になります。
なかなかたいしたもんだとか、よくやっているではないかと、B層の目にはそう映るからです。
含み笑いというのか、一人悦に入っているような総理のにやけた顔が、わたしはたまらなく嫌だ。
世界でいちばん嫌な顔だ。
あれがハダカの王さま特有の笑みなのです。

ところで、キューバでは医療機材費として13億円の無償資金の供与をすると言いました。
意外に少額だったことに驚いたのですが、考えてみれば、何千億円もばら撒くのは、国内のゼネコン初め企業にそのお金の大半が還元されるということと、対中視点からその戦略的意義にどれだけ見合うかで金額が決まるのでしょう。
すぐ後で、中國の李克強首相?がキューバに行くそうですが、どういう支援をするのでしょうね。


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ところで、ニューヨーク近代美術館でのスピーチは酷いものだったようです。
「日本はいわゆる侍の国として、非常に保守的な国であります。
しかし、日本が変われば世界が変わっていくと聞いています。
みなさん、ともに世界を変えていこうではありませんか。」


日本が世界経済を牽引していくとか、日本が変われば世界も変わるとか、この人の誇大妄想は病的な域に達しています。
邪悪な目的を秘めた「女性活躍社会」などという小手先の政策で日本が変わることなどありません。
日本が変わるということは、アメリカの軛を脱して対等な関係になるということです。
植民地状態のままで、万が一にも日本が変わることはありません。
自分でも分かっているでしょ?
世界が知っていることですよ。
恥かしいから、國際舞台の場で胸を張ってスピーチするのは止めてほしい。
日本が侍の国って冗談でも言えることではありません。
増上慢になって愚かな戦争をしたせいでサムライは死に絶えました。
あの戦争で、どれだけ未来ある有為な青年を殺したことでしょう。
もう、ぜったいに許されないことです。
総理は、稲田朋美という狂った女性を防衛大臣にして日本の先進性をアピールしたつもりでも、実際は、世界から呆れられているのが分からないほどのハダカの王さまなのです。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-24 11:05 | Comments(0)

二十三日 その二  「知将」山本太郎。

憲法フェスでの山本太郎さんの話を聞いて、改めスゴイ人だという感想を持ちました。
やはり、太郎さんのところにも三宅洋平さんの行動を許せない、縁を切れという声がたくさん寄せられていたようです。
それについて太郎さんが言われたことに非常に教えられることがありました。
その中でいちばんこころに響いたのが、山本太郎を一人にしておけないと言って政治の世界に飛び込んでくるような人間が、洋平のほかにどこにいますかというものでした。
どこにもそんな人間はいないのです。
太郎さん、洋平さんを非難することは簡単ですが、だれ一人同じことのできる人間はいないのです。
山本太郎さんを嫌う人が多いそうですが、だったら、あなたになにができるのかと訊いてみたい。
洋平さんを切ってなにかいいことがありますか。
いろんなことがあっても、太郎さんにとって洋平さんは同志でありそのポテンシャルの高さは得難いものなのです。

太郎さんはなんども自分たちを育ててくださいと言われました。
育てるということは支持者の言うことに従うことではありません。
いつまでも未熟で、いつも成長過程にあるのが人間です。
人間は経験と反省によってしか学べないのです。
育ててほしいということは、口を出すことではなく、黙って見ていてほしいということではないかとわたしは思いました。

ほんとうに、太郎さんを一人にしておけないと思って実行に移したのは洋平さんだけだったのです。
政府の政策はすべてアメリカのニーズ、リクエストだということは国会議員はみんな知っていたのに、それを国会で追及した太郎さんに同調する人間ははどこからも現れませんでした。

猿沢の池
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思い出したのですが、かって山本太郎さんを「知将」とまで賞賛したのは飯山一郎さんでした。
それなのに、いまでは太郎さんはお金のために議員をしているに変わっています。
どんなに太郎さんを嫌っている人でも、太郎さんがお金のために議員をしていると思う人は飯山さんくらいでしょう。
放射能のことを言わないからといってそこまで評価が変わるとは思えず何か意図するところがあるとしか思えません。
そのとき飯山さんと同じように太郎さんを賞賛していた飯山さんの信奉者も評価を変えたのですか。
飯山さんが白を黒と言い、黒を白と言えばそれに従うのですか。
恥かしい人たちですね。

飯山さんの太郎さんは「知将」だとの見立ては間違いではないのです。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-23 13:42 | Comments(3)

二十三日 その一  イジメの原因は親にある?

わたしの、フランスにもイジメによる自殺があるのでしょうかという問いに、フランス在住のHN「ミルキー」という女性がくださった返事を読んで、ああ、やっぱりと思いました。
苛めのない社会はありませんが、その態様はさまざまです。
日本のいじめが「陰」なら、向こうのそれは「陽」ともいえ、
「級友を馬鹿にしたり、ふざけて相手を挑発して喜んだりー」
という類いの苛めはむしろ盛んだろうなというわたしの予想通りでした。

そういう「陽」のいじめによってかれらは鍛えられ成長していくのだと思いますが、日本のいじめはひたすら陰湿で被害者を追いつめます。
やはり、それは
「元来、フランスは個人主義で、他人のことは干渉しないから、一人一人好き勝手に生きています。」
と書かれているように、つくづく日本は「個人」として生き難い社会なのだと思い知らされます。

むかしはクラスの中に、すでに人生のことを知りつくしているように独り超然と構えている男子生徒がいたものですが、今そういう男子はいないのでしょうか。

わたしは、群れることはカッコ悪いことであり、独りがカッコいいことだという共通の社会認識ができてほしいと思いますが、現実は逆の方向に向かってスピードを上げているように感じます。


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ベッキーさんや高畑祐太さんの件も世間によるいじめです。
みんな自分のことは棚に上げて人を批判することが快感なのか、社会は一億総白痴社会に加え、一億総評論家社会になった感があります。

わたしは子どものいじめは親に遠因があると思っています。
ママ友とか公園デビューとか、わたしは何のことか理解できませんでした。
親の仲間外れにされる恐怖が小さい子どものこころに投影します。
そういう親のもとで育ってきた子どものこころどうして「個」が芽生えることがありましょう。
勉強、勉強とうるさく言うのも仲間から外れたり落ちこぼれないためでしょう。
そういう親の元で育つから、日本人はお上に従順な人間になり、簡単に奴隷にもなるのです。
奴隷になっても、みんなと一緒ならそれでいいのです。
人と同じであることがすべてに優先される社会だから。

しかし、もともと日本人はそうだったのでしょうか。
明治の富国強兵や戦後の3S政策が、日本人から「個」を奪ったという見方は出来ないでしょうか。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-23 11:32 | Comments(0)

恥知らず。

17日、東京で、恒例の「拉致国民大会」が催されました。
総理初め拉致議連議長の平沼赳夫さんに会員の政治家がずら~っと顔を並べていました。
わたしは変な光景だなと思いました。
政治家までが被害者ズラして壇上に並んでいることへの違和感です。
総理は
「拉致問題を安倍内閣で解決する立場にいささかも変わりない。」
と言いましたが、わたしは、何もせず、また来年同じセリフを吐くのだろうなとその厚顔ぶりを憎々しく眺めたものでした。
被害者家族は、一度でも、総理の口から、「こういうことをしている」という報告を聞いたことがあるのでしょうか。
総理にとっては、天皇陛下も被害者家族も政治利用の対象でしかないのです。
「救う会」の西岡力さんなど、拉致を食いものにしている政治ゴロにしかみえません。
そんな人間にいつまで利用されているのですか。
行動や発言にまで規制を加えるような連中になぜ従うのですか。
このままだと、国民からほんとうに子どもを救出する気持ちがあるのかと思われかねません。
わたしなら、救う会も拉致議連も要らない。
そんなものに義理を感じることもありません。
だって、なにもしていないのですから。
わたしなら、被害者ズラして壇上に並んでいるかれらを引き摺り下ろしてやりたい。
そして、今すぐ、北と交渉しろ、あるいは北へ行けと言う。


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先日、総理はプーチン大統領に会うためウラジオストックに行きましたが、家族会にしたら、北に寄ってほしかったでしょうね。
それが無理なら、せめて、プーチン大統領に協力をお願いしてほしかったでしょうね。

横田早紀江さんは
「めぐみは日本からの救出を待ち続けてきたはずです。
しかし、日本はその期待に応えていません。
日本にとって国家とはなんでしょう。」

と言い続けておられますが、それは直接総理に向かって言うべき言葉ではありませんか。
もし、居並ぶ政治家にこころがあれば、早紀江さんの言葉は耳に、胸に痛いはずです。
こころに刺さるはずです。
しかし、かれらにはこころがありませんから、刺さることも恥だと思うこともありません。

いつだったか、早紀江さんが金正日に武者振りついていって子どもを返せと言ってやりたいと言っておられたことがありました。
いま、武者ぶりつき、そのカラダを激しく揺さぶって、子どもを返せと言う相手は安倍総理なのです。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-21 11:54 | Comments(0)

TPPの戦略的意義とは日中間の不安定化。

国連総会に出席するためにニューヨークに到着した総理は、さっそく対日投資セミナーで講演し、この26日から始まる臨時国会でTPPを全力で成立させると言いました。
そう言えば、去年の安保法案のときも事前にアメリカでその成立を約束していました。
(何の権限もない統合幕僚長までが訪米して、法案成立は決まったことだという前提で会談していました。)

総理は、TPPは地域の安定に資するものであり、そこに戦略的意義があるといっていますが、翻訳すると、日中を不安定化させることに戦略的意義があるということです。
きょうはヒラリー大統領候補と会談したようですが、TPP反対を宣言しているヒラリーを翻意させるつもりだったのでしょうか。

きょうの「正論」は「日本会議」の議長、田久保忠衛で、「TPPの戦略的意味を忘れたのか」と言っていますが、何を言っているのですか、忘れたも何もだれもあなたの思っている戦略的意味なんか知りませんよ。
それに、だれに向かって忘れたのかと威嚇しているのですか。
わたしたちは忘れるもなにも「TPP絶対反対」なのだ!


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狂った国家主義者たちが中國憎しに凝り固まり、AIIB(アジアインフラ投資銀行)と対抗するためだけにTPPに賛成しているのです。
TPPがもし成立したら、そこで日本は終わります。
精神的には終わっていましたが、経済的にも終わるということです。
稲田防衛大臣が、国民の生活が大事だという政治は間違っていると言ったように、安倍政権や「日本会議」の人間の目に国民の姿はありません。
ただ、戦争のときだけ国民が必要とされるのです。
(そもそも、稲田防衛大臣が野党のとき、TPP加盟で日本は日本でなくなると言っていたのです。)

アメリカありきのTPPなのに、そのアメリカが降りたら日本はどうするのですか。
また、「TPP絶対反対」に戻るのですか。
それとも、日本単独でAIIBと対抗するのですか。

世論調査の支持率は捏造ですが、それでもまだ一定数の根強い支持者がいるのは、いかにも外交をしているように見えることや、反対を押し切って安保法案を通したことにリーダーの資質を見ているからなのかもしれません。
要するに、根強い支持者とはB層のことで、古くからの自民党支持者の多くがそうだと言ってもいいでしょう。

この後、総理はキューバを訪問します。
いまから、またどれくらいのお金を差し出すのかと気になってなりません。
アメリカがキューバに、後でくる者(日本)がお金を持ってくるからとか言ってそうではありませんか。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-20 11:15 | Comments(0)

稲田朋美は人に非ず。

きょうのコラム「日本よ」で、石原慎太郎が、「異常気象の暗示するもの」と題して、最近の台風の態様が不気味で暗示的だと書いています。
いままで東京以北は台風の圏外だったのが、もう他人事ではなくなったということに暗示的なものを感じるのでしょうか。
温暖化などには
「もう、そろそろ本気で立ち止まり、周りに目を凝らして見るときにきているようだ。」
ということですし、孫の上二人は二十歳半ばで
「私としては、彼女たちの結婚、さらにその子供たち、曾孫の人生を思わぬわけにはいかない。」
と書いていますが、いい気なものだと思います。
その心理を読み解けば、戦争や経済危機になっても石原家は安泰だが、異常気象や災害だけはどうすることもできないということです。
もし、子や孫が戦争に巻き込まれると分かっていたら、とても中国との戦争を煽ることはないでしょう。
「ネットゲリラ」によると、民主党政権のとき、かれはしばしば党本部を訪れ「早く中国と戦争しろ」とけしかけていたそうです。
尖閣の国有化を宣言した野田元総理も、石原慎太郎もともに米戦争屋に飼われていた同じ穴のムジナです。
飼い犬は飼い主の気分や都合次第でいつでも捨てられる運命にあります。
しかし、もうその飼い主自身のお尻に火がついているそうですから、首を洗って待っている段階に来ているのではありませんか。


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東北大災害は、日本人の我欲が招いた天罰だと石原慎太郎は言いましたが、他人事ではなく、これから自分の我欲に天罰がくだろうとしているのではありませんか。
我欲と言えば、その筆頭が稲田防衛大臣です。
国民に血を流せと言った裏で、防衛関連の株を買っていたということです。
たとえて言えば、自分の息子以外の若者のいのちにお金を賭けてギャンブルを楽しむようなものです。
彼女の思想の元になっているのは、「生長の家」の創始者、谷口雅春の教えだということですから、「生長の家」は責任を感じて、創始者を幽界から呼び戻して彼女の洗脳を解いてもらってほしい。

白紙領収書の件で、富山市の8人の市議が次々と辞職するという異常な展開に驚いています。
稲田朋美をはじめとする国会議員や地方議員にいたるほとんどの人間が、不正とも思わずに手を染めていることだと思っているからです。
なにかがかれらに憑依したのでしょうか。
集団ヒステリーを疑います。
この集団ヒステリーが、燎原の火のように全国に波及していったら、どういうことになるのでしょうか。
案外、こういうところから「世直し」が始まったりして。
「ええじゃないか」のように、、、


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# by michi-no-yuri | 2016-09-19 10:04 | Comments(0)

石原家の終焉。

石原慎太郎が「詰んでいる」そうですが、それも日本が「詰んでいる」からそうなったということでしょう。
これから数珠繋ぎに悪事が白日の下にさらされることを願って止みません。
もう、猪瀬、舛添両知事のときのように、チクチク苛めるような追及は止めて、ひと思いにやってほしい。
それが武士の情けです。
武士の情けに価するような人間ではありませんが、高齢に免じて一刀両断するのが武士の情けというものでしょう。
かれが、どれほど日本の社会から品位を奪ったか、この際、同類の橋下徹ともども表舞台から姿を消してほしい。

都知事選での増田候補の決起集会で、かれは小池百合子候補を、年増の厚化粧の女と、普通の人なら言えないようなことを言ったのですが、まだそういうことが「ウケる」と思っているのです。
発言を止めることもフォローすることもしなかった石原伸晃もまだ父親のそういう発言が受け入れられていると錯覚しているのです。

ことあるごとに、ポピュリズム政治を非難していましたが、自分は社会に向かって厳しいことを言っているからポピュリストではないとでも思っているのでしょうか。
息子の良純さんが、番組内で、「ああいう人ですから」と父親の暴言を謝ったということですが、「ああいう人ですから」がまだ通用すると勘違いしているのですね。
「あんな人ですから」で許されると思うところに、石原家の救い難い誤解があるというのに。
50、60の息子たちが、80を過ぎた父親の七光りをまだ信じていることが哀れを誘います。

その厚化粧の女と言われた小池百合子さんが、新党を視野に政治塾を開くそうですが、もう、第2、第3の自民党はやめてください。
どうせ、クズやゴミの吹き溜まりのような党になるのは目に見えています。
ゴロツキは「維新の党」で纏まればいいのです。

それにしても、石原慎太郎は文鮮明とよく似た「朝鮮のおじいさん」の顔になりましたね。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-18 11:32 | Comments(2)

エリートってなに?

「酔生夢人のブログ」の「底辺の教育は無駄?」の記事(元記事は「ネットゲリラ」)に橘玲という作家の「経済格差は知能の格差」「知能は遺伝の影響を強く受ける」という論が紹介してありました。
「ネットゲリラ」さんは、「実際、エリートの家庭、家系からも屑は出る」と書いておられますが、当たり前の話で、むしろ屑のでる確率の方が高いのではないでしょうか。
もっとも、何を以ってエリートの家庭というのか分かりませんが。

権力は必ず腐敗するということが、エリート層にも言えるのではないかと思います。
社会は、エリートと非エリートの混合、交配によって新陳代謝を繰り返すことで健全さを担保しているのだと思います。
「徒然草」に、身分の高い高貴な人たちが子孫をつくらなかったとありますが、高貴な血もいずれ必ず劣化し濁るということを恐れたのではないかと想像しました。

「経済格差が知能の差」ということが統計に表れているとしても、わたしはそうでない例を少なからず知っています。


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あるとき、ある部落の人たちと行動を共にしたことがありあました。
その中に、いかにも貧しく、人からバカにされるのを当然のことのように思っているように見える夫婦がいました。
常に人から少し離れて行動し、部落の人もあきらかにその夫婦を疎んじていることが見た目で分かりました。
後で知って驚いたのですが、夫婦の一人娘は超のつく一流大学に入っていたのです。

また、あるとき、山奥を息子とドライブしていて道に迷い、近くの、たまたま家の前にいた女性に道を尋ねたところ、自分はこの周辺の地理に詳しくない、というのも夫が外交官で世界のあちこちを飛び回り、このたび久しぶりに夫の実家に帰省しているのだということでした。
こんな山奥から?と驚きましたが、田舎は勉強以外にすることがないからかなと思ったりしました。
東京人は田舎を見下しますが、各分野で活躍し、名を成した人のほとんどは、地方の田舎から笈を負って東京に出て行った人間ではありませんか。

ブログ主が、特に気に入ったコメントが
「中卒だけど毎日たのしい」
だそうですが、それはわたしのカキコミです。
というのはウソですww
多分、このコメントは女性のものだと想像するのですが、男性ならなおいいのになと思いました。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-17 11:24 | Comments(0)

夏八木勲さんのこと。

ベッキーさん、高畑敦子さん、それにきのうは橋の助さんまで出てきて浮気の謝罪をしていましたが、わたしは、ナンダロウこの嫌な傾向はと思いました。
前者のお二人はいくら謝罪しても、まだ許されていないようで、日本という社会の異常さが恐ろしくなります。
きょうの「酔生夢人のブログ」の〈異物排除の歴史〉と、きのうの〈集団悪〉の記事から、わたしはいろいろ考えることがありました。
これから、あるのかないのか分かりませんが、オリンピックへ向けてますます「集団」が強調され、それに同調しない人間は異物として排除されていくのではないかと思い、こういうときはつくづく日本人を止めたくなります。
そんなにメダルが欲しければ自分でとりに行けばいいと言い放った千葉すずさんのような人間がいてほしいと願わずにいられません。


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このごろは聞かなくなりましたが、ひところ社員教育と称して、根性を鍛えるために、さまざまな形の強化合宿がおこなわれていました。
ハチマキを締め、拳を突きだして大きな声で企業理念を叫んでいる男たちの姿を、わたしは正視できませんでした。
タモリさんが、そのころから日本という国に距離を感じるようになったと冗談めかして言っておられたことがありますが、わたしも日本人のいちばん嫌なところ恥ずかしいところだと思っていました。

わたしは生まれてこのかた群れたり、つるんだりした経験がありません。
決してそれは自慢ではなく、まして個人主義などという立派なものでもなく単にそういう性格だったというだけのことです。
苛めによる辛さで大きな部分を占めるのが、仲間外れにされることだと思うのですが、わたしは元から一人だったので、仲間外れがそれほど苦痛ではありませんでした。
しかし、人間ひとりでは生きていけず、経済的には徹底的に父や夫に依存してきた人生です。
自立も個人主義もわたしには遠い理念です。


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いろいろ考えていて、思い出したことがあります。
しかし、それを思い出すのはいまに始まったことではなく、ことあるごとに脳裏に浮かんでいたことでした。
俳優のいまは亡き夏八木勲さんのことです。
途中から見たので番組の趣旨は分からないのですが、夏八木さん初めスタッフや案内人など総勢十数人はいたでしょうか、山中を進んでいたとき大きな木の切り株にヘビがとぐろを巻いて鎮座していました。
山の案内人と思われる男性がすぐナイフを取り出して「簡単です」と言いながらヘビに近づいて行ったとき、夏八木さんは先頭にいて進行方向に歩を進めながら、はっきりした声で「止めましょう」と言われたのです。
続けて、「われわれが侵入者なのだから」と言われました。
案内の男性は夏八木さんの言葉が終わるか終らないうちにナイフを納めていました。
ナンダそんなことと思われるでしょうか。
しかし、たとえこころの中で無益な殺生は嫌だなと思っていても、思うのと声に出して言うのでは天と地の開きがあります。
こういうところにも、集団主義と個人として生きてきた人の差が出るのかもしれません。
夏八木さんのような人を個の確立した人だというのだと思います。
わたしはこの出来事を思い出すたびに、天皇陛下と米長さんとのやりとりを思い出すのです。
咄嗟の判断は長い年月の経験と思考の積み重ねによるものです。
何も考えない人や、得になることしか考えていない人間には、そういう咄嗟の判断は永遠に訪れることがないかもしれません。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-16 11:43 | Comments(0)

戦争指導者の末裔たち。

象徴天皇としての務めを完全に果たせなくなることを危惧して「生前退位」を決断された天皇ですが、政府はそれへの対応も棚上げして両陛下のベトナム訪問を決定しました。
記事では、両陛下の外国訪問はあくまで相手国の招待が原則だということを強調していて、かえって不信感を呼び覚まします。
一報を聞いてわたしの脳裏を過ったのが安倍政権の悪意でした。
去年のフィリッピン訪問もそうですが、南沙の当事国である両国を懐柔するための天皇の政治利用だと思いました。
総理の飽くなき中国包囲網への執念が恐ろしい。
しかし、ドゥテルテ大統領は中国との二国間での解決を目指しています。
常識的で賢明な判断でしょう。
中國に刃向っていいことなどないのです。
リーダーの唯一最大の仕事は国と国民の安全を守ることであり、最も避けなければならないことが戦争と飢餓です。
しかるに国民のことなど爪の垢も考えていないわが総理は、戦争や飢餓への備えをするどころか、むしろそれを目指しているかのようです。


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産経お抱えの言論人は、北の核実験に過剰に反応し、中西輝政などは日本に第三の被爆地を作っていいのかと言って、故意か無知なのかフクシマを無視しています。
また、宮家邦彦は言外に北への軍事行動をほのめかすような文を書いています。

きょうの「正論」執筆者の西原正は、米戦争屋と一体の人間です。
アセアン諸国が結束して南シナ海での合同パトロールを提案した上で、「アジアで孤立する中國は、、、」と書いて、無知を晒しています。
アジアで孤立しているのは日本だということ分からないのか、あるいは認めたくないのか。

こういう政治学者や評論家の迷妄を目の当たりにして思うのが、戦前の政治家や軍人の国際認識がどのようなものだったのかということです。
正確な国際情勢の認識を持っていた政治家、軍人もいたのでしょうが、所詮は多勢に無勢で何の力もなかったのでしょう。

西欧列強の真似をし、増上慢になり、中国大陸に攻め入り、満州という国までつくったかれらの罪は重い。
しかもかれらは何一つ反省せず、そこからなにも学んでいないのです。
「日本会議」の人間が愛国でも保守でもなく天皇さえ下に見る輩であることが、天皇の「生前退位」問題から炙り出されました。
かれらは明治維新に遡る戦争指導者の末裔なのです。


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(吉野川沿いの169号線を走っていたとき、ぜひ乗ってみたいと思っていた吉野行き観光特急「ブルーシンフォニー」が眼前に現れ、慌ててシャッターをきりました。)









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# by michi-no-yuri | 2016-09-15 10:33 | Comments(4)

ドゥテルテ大統領は「米軍は出て行かなければいけない」と言いました。

毎日毎日築地、豊洲の話題ばかりでうんざりです。
務台政務官のおんぶ事件なんかも、本人が恥をかいて辞任するかさせられるかで終わる話なのに、野党の中には事情説明を求める声まで出ています。
そもそも、災害視察に行くのは形式だけで、本人にしたら自分の偉さをアピールできる機会だとばかりに急に殿様気分になるのであのような失態が生じるのです。

新聞で、総理と稲田防衛大臣が並んで自衛隊の栄誉礼を受けている写真を見ていや~な気持ちになりました。
二人は疑似恋愛を楽しんでいるのですよ、きっと。
国民は遊ばれているのです。
また、総理が自衛隊幹部との懇談会で挨拶しているのを、幹部たちがみんなお追従笑いしている映像を見てさらにいや~な気持ちになりました。
総理はこれからどんどん自衛隊を表に出してくるでしょう。
災害はそっちのけで、国民はこれから戦車をはじめ銃を担いだ隊員が市中を行進するのを頻繁に目にするようになるでしょう。
自衛隊は長い間日陰の身に甘んじてきました。
自衛隊の子弟は苛められたり就職差別を受けていたのです。
わたしは、そのころから必ず反動がくるだろうと心配していたのですが、その通りになってきました。


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こういう記事がありました。
9.11後、米軍は比軍に協力するという名目でイスラム原理主義組織「アブ.サヤフ」の掃討作戦を大々的に始めたそうですが、なんと「アブ.サヤフ」の総勢は100人足らずだったのだそうです。
当時、すでにフィリピンの上院議員が「アブ.サヤフ」を訓練したのはCIAだと指摘していたそうです。
これを読んで、はっきり分かることがあります。
「IS」などというせいぜい数百人の野盗のような集団を、さも大きな存在であるかのように目せかけて脅威を煽ったのがアメリカではないかということです。
アメリカはいつだって火の無いところに煙を立てて対立軸をつくり、紛争を起こして軍産複合体を肥え太らせてきたのではありませんか。
みっともないからマッチポンプの手口を使うのはもう止めにしなさい。

それにしても、日本では、「アブ.サヤフ」のようなものを作る必要がまったくなかったことがかえって悲しい。
ドゥテルテ大統領は、状況を不安定化させる米軍は「出ていかなければならない」と言いました。
日本政府には無理でも、翁長知事にはそれを言ってほしい。
「沖縄を不安定化させている米軍は出ていかなければならない」と。
高江の上空を、ヘリパット用の資材を運ぶ自衛隊のヘリコプターを見たとき、わたしを襲ったのは怒りよりも悲しみでした。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-14 10:50 | Comments(2)

吉野。

きのう、吉野に行ったついでに、前登志夫の歌碑と生家を訪ねました。


黒滝川
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山奥に分け入った急峻な坂の途中に7.8戸の民家が点在していて、その中ほどに生家はありました。


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歌碑のうた

みなそこに赤岩敷ける恋ほしめば丹生川上に注ぎゆく水

ものみなはわれより遠しみなそこに岩炎(も)ゆるみゆ雪のくるまへ


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(実際はもっと赤い。)








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# by michi-no-yuri | 2016-09-13 11:35 | Comments(2)

日本がどんどん貧しくなる。

映像で見る北海道の台風の爪痕(まさにこの表現通り)の惨状をもうマスコミは報道しません。
築地移転の話がほとんどです。
北海道の知事や現地の自治体からもメッセージが発せられません。
どうなっているのでしょうか。
政府は早急に現地に対策本部を設置すべきでしょう。
いつも思うのは、なぜフクシマに復興庁の出先機関がないのかということです。
遠隔の東京にいてなにが分かるというのですか。
常時その中や傍にいないと分からないことがたくさんあるのです。

総理は貧困対策として、ミャンマーに1250億円を初め、ベトナムに228億、フィリピンに164億円を支援すると言いました。
国内の貧困は放置で、中國と張り合うことしか念頭にありません。
わたしは、そのうち立場が逆転して、日本は中國やそれらの国々から支援を受けるようなことになるかもしれないなと思いました。
いつもでも、いいことや悪いことが続くことはないからです。

かりに、総理のしていることを夫に置き換えて考えた場合、わたしはきっとお金の回収に行くでしょう。
夫は外へ出ると気が大きくなる病気なので、どうかなかったことにしてくださいとお願いするでしょう。
そこまでして夫に恥をかかせないと止まないのです。
病気だから。
普段は従順でw口答えもできないわたしですが、そういうときは豹変します。


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きのう、熊本市で陸上自衛隊西部方面隊の記念行事の「観閲行進」が行われました。
西部方面隊は九州や沖縄の災害派遣活動を担っているそうですが、出動するのはあくまで緊急事態に限られているようで、被災地の後片づけはしないようです。
あの、膨大な瓦礫の処理は個人でしなければならないということでしょうか。
むかしなら、隣組なんかがあって、住民が協力して事に当たったのでしょうが、いまはそういう組織もなく、またそういう組織ができることにも不安があります。
2万7千人の市民、県民が沿道でパレードを見たということですが、
こうして生活の苦しさを忘れて、戦車や装甲車や戦闘機に魅せられ頼もしく思うようにさせられていくのかなと思いました。
総理の狙いはそこにあると思います。
そして「欲しがりません、勝までは」となっていくのでしょうか。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-12 08:52 | Comments(2)

なぜ「推定無罪」は根付かない?

高畑裕太さんが不起訴となって釈放されました。
心身共に不調をきたしているということですが、逮捕後の車の中では、自分が置かれている状況が飲み込めていないような表情でしたから、おそらく強烈なストレスが原因かと思われます。
報道は連日、強姦致傷を事実として喧々諤々の議論が行われていましたが、わたしはその間ず~っと推定無罪の大原則が無視されていることに不安と怒りを覚えていました。
いままで何度も書いてきたことですが、わたしは容疑者が逮捕された後から出てくる情報は信じないことにしています。
警察関係者という人間のコメントがよく出てきますが、わたしは端から信じません。
捜査官個人が何か言うことはあっても、それは攪乱目的やリップサービスの類いだと思うのですが、それをマスコミは脚色、捏造して警察報道だということにしているのだろうと思っています。

弁護士の郷原信郎さんが言われているように
「この時点で、客観的に明らかになっていた事実は『強姦致傷での逮捕』だけでありー『容疑を認めている』という情報についても、警察の正式なコメントか否かも不明だった。」
ということです。

また、郷原さんが次のように書いておられることは、多くの人も感じた疑問ではないでしょうか。

しかし、報道されていた断片的な事実などからすると、果たして、強姦致傷の事実があったか否か自体が、疑問な事案であると言わざるを得ない。強姦の被害申告をしてきたのが、被害者本人ではなく、被害者の「知人」であるというのは、あまり一般的ではない。通常であれば、他人には明らかにしたくない事実であって、それが、事件後短時間の間に知人に話し、その知人がすぐに被害を届け出ている。また、態様にしても、ビジネスホテルの客室という周囲に音が聞こえやすい場所なので、被害者が抵抗したり、大声を出したりすれば、すぐに周囲に発覚するはずだ。なぜそのような場所で「強姦」をしようとしたのか、疑問がある。


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被害者をことさら40代の女性と書くのは、40代の女性なら罪の意識が軽くなるのかという指摘がありましたが、わたしは、それは年齢差別には当らないと思います。
12.3歳の少女と40代の女性とではあきらかに違うでしょう。
人生経験が違いますし、世間の見る目が違います。

ところで、郷原さんが、テレビ番組の中で、ある出演者が「これは凶悪犯罪」という発言をしたために、さすがに放置できないと考え、少し踏み込んだ発言をした、と言っておられる発言者とは中田宏さんですが、
中田さんはじめ男性コメンテーターから神妙な顔で「被害女性のことを考えると、、、」というコメントがなされるたびに、わたしはそんなに男性は被害女性の気持ちが分かるのかと鼻白む思いがしました。
おそらく、被害者を自分の娘や妻と重ね合わせて過剰な感情移入をしているのでしょうけど、女性受けを狙っている面もあるように思います。
空気を読み、世論の流れを読んで、もう大丈夫だろうと容疑者を叩く人間の浅ましいこと。

ある有名人が、示談金は被害者への口止め料だろうと書いていましたが、人権侵害ともとれる個人の性格、性癖までさらされている人間に、いまさらどんな口止めが必要だと言うのですか。


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# by michi-no-yuri | 2016-09-11 11:22 | Comments(0)